指定暴力団山口組が神戸市灘区の総本部で餅つき行事を開いたことが２８日、捜査関係者への取材で分かった。全国の直系組長や組員の家族らも集まり、兵庫県警が情報収集と警戒に当たった。
捜査関係者によると、山口組が例年１２月２８日に行う恒例行事という。指定暴力団神戸山口組と分裂した２０１５年末は中止されたが、１６年末は実施された。この日は朝から車や徒歩で組員らが総本部に集まった。本部内には屋台を設けている模様で、組員の家族らも集まった。
複数の地元住民も餅をもらいに訪れた。近くに住む女性は「餅をもらうことは悪いとは思っていない。私は被害を受けたことがないから」などと話した。

茨城県警薬物銃器対策課と神栖署は２４日、銃刀法違反（加重所持）などの容疑で、同県鹿嶋市平井の指定暴力団松葉会系組長、水野克美容疑者（６８）と同県神栖市大野原中央の同組員、島田正史容疑者（３７）ら男５人を逮捕したと発表した。県警は島田容疑者の自宅で見つかった機関銃１丁と拳銃４丁、実弾４００発を押収した。

　逮捕容疑は昨年１１月３０日、共謀して、島田容疑者の自宅に拳銃と実弾を隠し持っていたとしている。県警は認否を明らかにしていない。

　同課によると、機関銃は部品が欠損し、使用できない状態だった。実弾４００発のうち１９４発は押収した銃に適合しないという。県警は入手経路や余罪の有無、共犯関係などを引き続き調べている

無車検の車を運転したなどとして、兵庫県警暴力団対策課などは7日、道路運送車両法違反などの容疑で、指定暴力団神戸山口組ナンバー2の若頭、寺岡修容疑者（68）＝同県淡路市志筑＝ら3人を逮捕した。いずれも容疑を否認しているという。
逮捕容疑は1月23日午後3時10分ごろ、同県淡路市志筑の神戸山口組本部事務所近くの道路で、無車検・無保険の普通自動車を運転するなどした疑い