金正日

北朝鮮が、韓国の一部メディアの所在地を表す座標にまで言及し、攻撃による軍事挑発の可能性を示唆した。
朝鮮中央通信は４日、「人民軍総参謀部公開通告状」を通じて、「東亜（トンア）日報社のチャンネルＡ放送をはじめ、報道機関が
一斉に北朝鮮の子どもたちの祝賀行事を非難する世論攻勢を繰り広げている」とし、「間違ったことを言う舌は、自分の首を切る刃になる」と警告した。北朝鮮が「公開通告状」の形で挑発を予告したのは初めて。通告状は、「戦略ロケットの軍将兵らは、逆賊輩党の本拠地である東亜日報社がソウル市鍾路区（チョンノク）北緯３７度５７分１０秒、東経１２６度９７分８１秒の位置にあり、ＫＢＳ、ＣＢＳ、ＭＢＣ、ＳＢＳ放送局の位置座標も
確認しており、懲罰を与える攻撃命令を下してほしいと叫んでいる」と主張した。人民軍総参謀部は、実際に兵力を動員して作戦ができる能力を持った集団だ。金正恩（キム・ジョンウン）労働党第１書記の軍部最側近である李英浩
（イ・ヨンホ）総参謀長が率いている。
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北朝鮮で干ばつ被害深刻　「食糧確保に脅威」と報道
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　北朝鮮で干ばつが深刻化している。朝鮮中央通信は２３日、住民の食糧確保に「脅威を与えている」と伝えた。このまま
干ばつが続けば食糧価格が暴騰し、厳しい生活にさらに追い打ちをかける可能性が指摘されている。

　同通信は、干ばつで農業に多大な被害が出ていると報道。西部を中心に農作物が枯れるなどの被害が相次いでいるという。
平安南道では１万ヘクタール余りの農地でトウモロコシなどの作物が枯れ、麦も実入りが悪く、収穫が期待できない状態。
黄海北道では２万ヘクタール、黄海南道では１万３００ヘクタール余りで作物が枯れているとした。そして「こうした状況
が続けば、今年の穀物生産量は大幅に減る見通しだ」と指摘した。

　韓国の研究機関、韓国農村経済研究院によると、北朝鮮では４月末からほとんど雨が降らず、特に西部では降水量が平年
の１０％に満たない地域もあるという。

北朝鮮の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会のウェブサイト「わが民族同士」は２８日、
日本と軍事情報包括保護協定（ＧＳＯＭＩＡ）を締結する方針を決めた韓国政府を「売国集団」と非難した。
同サイトは、韓国政府が
２６日の閣議で秘密裏に締結方針を決めたと強調し、その手法を「泥棒猫のようだ」とやゆ。同政府が
「米国に取り入るために、民心を気に掛けず協定締結に動いた」と批判した。
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★北朝鮮で大干ばつ、１６００万人が食糧不足に＝国連報告

　ＡＰ通信によれば、朝鮮半島は2012年、104年以来の大干ばつに襲われ、北朝鮮では国民総出で
干ばつ対策を行っている。中国網日本語版（チャイナネット）が報じた。

　北朝鮮では、国民3分の2が食糧不足に直面

　国連食糧農業機関（ＦＡＯ）の調査では、北朝鮮最大の「穀物倉」と呼ばれている黄海道、平安道、
平壤（ピョンヤン）地域で干ばつの影響がもっとも深刻だ。これらの地域では田畑の9割で干ばつの
被害が出ている。

　北朝鮮政府関係者によれば、灌漑システムが整っている黄海北道省でも、数千ヘクタールの農作物が
枯れ、ダムの枯渇が続いている。

　6月初め、国連が発表した報告では、北朝鮮では穀物の供給が常に不足し、外部からの援助に
頼っている。また、農業従事者はトラクター、燃料、優良種子や肥料などの不足に悩まされ、多くの
電動給水機の動力も不安定な供給状態が続いている。国連は、今回の長期間にわたる干ばつの影響で、
北朝鮮の国民2400万人の3分の2が食糧不足に直面するとみている。

　同時に、国連は北朝鮮に対し、およそ1億9800万ドルの人道的援助提供を表明している。
（編集担当：米原裕子）

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