大嫌い

イカれたように舌を投げ出した
そうして絡めた言の葉を
達磨のツラした瓢箪に
笑って投げつけた

同情した顔をして
近寄り罵る僕は誰
そんなことは望んじゃない
笑顔が見たいだけだったの

見守ることしかできないと
考えたその頭は空っぽですか？

狼少年への愛はどこにもなかった
彼の言葉は全て嘘にされ
声を枯らして叫ぶ彼のその姿を誰も見ようとはせず
ただただ彼を嘘吐きと呼び
道行く人は唾を吐き、石を投げ、鎌をふるい、彼を傷つけた
あぁかわいそうな狼少年
彼の魂を癒すのは　緑の中の白い雲だけ
彼の言葉を信じたのは　青の中の白い雲だけ

人はみんな心に醜さを持っている
その醜い自分を認めることができるか
その醜い自分と向き合うことができるかどうかで、僕らの器は変わっていく

君が自分のキャンパスに
これからを描けないのなら
僕が一緒に描いてあげるよ
これから一緒に歩いていく僕なら
少しはお手伝いできるだろ？
だから諦めないでよ明日を
僕の大好きな君の明日を

カメレオン

僕はカメレオン
今日も周りの色に合わせて色を変えるよ
昨日は枯れ木色　一昨日は優しい大樹の緑色
今日は何色なのかわからないけど
きっとまた別の色
いろんな色に染まっては
毎日毎日色探し

僕はきっとカメレオンにはなれないカメレオンもどき

寂しくて悲しくて心が痛むときに
自分の身体を痛めつけるのは何でだろう
傷で傷を埋めようとしてるのかな
それとも痛みで痛みを誤魔化して
もうそのことを考えないようにする為なのかな

将来何があるかもわからない
自分がこの先いつ死ぬかもわからない
だけどその時が来て後悔なんてしたくないから、やりたいことをある程度やって生きたい
それまでにこれが俺の生きがいだって言えるようなことを見つけたい
だから色んな事を経験していきたい