宇宙戦艦春雨

泣いたって
みーちゃんは帰って来ないし
会えないって分かってる
だけどあの日
何も出来なかった自分に
腹が立つ
ただ傍に居るだけしか
私は出来なかった
代わりに死ねたらなんて思った
君がその痛みを背負う意味なんて
なかったのに

本当は私が背負わなきゃ
ダメだったのに
私は最後までｱｶﾝお姉ちゃんや

だから
こんな世界なんて
みーちゃんが居ない世界なんて
無くなってしまえばいいって
この世界を
ぶっ壊したくて仕方ない

みーちゃんの最後
タクシーに乗った
みーちゃんは遠吠えしたんだ
あの時のタクシーの運転手は
嫌そうな顔をした
そりゃあ端から見れば
あの子は犬だ
だけど私達にとったら
大切な家族なんだ
それなのに
アイツは早く降りろみたいな
態度だった

先生も助けてくれなかった
助からないからと
もうダメだからと
諦めた
だから
みーちゃんを奪ったこの世界を
ぶっ壊したい

だけど
みーちゃんは偉いね
家に着くまで
頑張ったんだから
最後に先生人数分
挨拶したんだから
家に着いたらまた２回
家族分挨拶したんだから

人間なんて
信用しない
だから人間は嫌いだ
私自身人間だから
物凄く嫌いだ
嫌で嫌で仕方ない

まぁそんな事言ってても
仕方ないんだ
ちゃんと寿命が来て
人生真っ当したなら
みーちゃんが迎えに来てくれる
あの子の痛みに比べれれば
この世界で生きて行くなんて
へでもないネ

だから
みんな信用なんて
してないし
好きじゃないよ？心からネ
あのおっさんも
結婚して好きになってくれたと
勘違いしたみたいやけど
微塵も好きだとか
愛してるだとか
思っちゃいないからネ
本当ﾊﾞｶだね。
好きなんて口では
いくらでも言えるんだヨ
愛してるなんて
思ってなくても言えるんだヨ
アイツは
みーちゃんを粗末にした
だから絶対に許さない

私は最低だヨ
それでも良い
最低でクズで
だけどそれが私の生き方

友達はみんな大事だ
友達なんて居なかったからネ
根暗で地味でﾊﾞｶで
下品でﾌﾞｽだからさ
そんな私と友達になって
くれてるのって
まさに奇跡ダヨ(´∇｀)