コンビニの常連さん(2)
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#576 [ちあき]
私は「本当に32なんですか?」と聞きました

『32だよ』
「80年?1980年(生まれ)?」
『いや、81年』←先月か今月に誕生日が来たっぽい

「え、でも若く見えますよね?」
私は指を差しながら、かっしーの目を見て言った

黒縁眼鏡の向こう側にある目を見た…

うーん、あまりしわはないような
でも近くで見ると30代っちゃあ30代かなぁと思った

今日のかっしーは、汚れた作業着に、お髭もぼーぼーで、ただの小汚ないおっさんに成り下がっていた…

⏰:13/05/21 09:52 📱:SO-01C 🆔:WWAqYt42


#577 [ちあき]
『いや、そうでもないよ!?白髪だらけやし』
かっしー、まさかの自虐
私は笑った

茶髪でよく分からんけど、かっしーのその髪事情は意外だった

『何時から何時まで働いているの?』
確かこの後かっしーにこう訊かれた

「9時まで」

『意外と短いなぁ(笑)』

私は店の外にある彼の車を見ながら、「もう行くんですか?」と訊いた

『まぁ、ぼちぼち…』

「まぁ、お仕事頑張ってください」
私もそろそろ裏に行かなければと思い、その場から去ろうとした

かっしーも『頑張ってな』と言いながら店を出た

ここまでは良かった…

⏰:13/05/21 10:06 📱:SO-01C 🆔:WWAqYt42


#578 [ちあき]
私は内心、かっしーって頭の変な奴なのかなぁと思っていた
他の人と比べるとなかなか変わってるし…
ラ〇ってんのかな、と思っていた

しかし今日の感じでは、普通に思えた
私の思い過ごしかと、かっしーごめんねと思った
そして今日のやり取りは楽しいと思った

かっしーが帰ってからレジに立ち、一時して胃が急に痛くなった…

なんと神経質さんが、私に自分の胃薬をくれた
『何粒でも飲んでいいよ』←ツンデレ
(いや、もうずっと"ツン"はないけどさ(笑))

しかし今日はいつも以上にお客さんが来て、裏でそれを飲むことすら出来ない
ホンマにキツかった…

飲んでも痛みは消えず、"最後までやりたいけど帰りたい"と思いつつもやり過ごすしかなかった…

この時、早退でもしていれば、また状況は変わっていたのかも…

⏰:13/05/21 10:20 📱:SO-01C 🆔:WWAqYt42


#579 [ちあき]
8:50
ゴミ出しへ

外のゴミ置き場で作業をしていると、近くの屋根の上で鳶職っぽい人たちが作業をしていた

その時、後ろから『おいっ』みたいな声がした

振り返る私

そこにいたのは…



か、かっしー!?!?

かっしーは煙草を吸いながら、腕から上を柵から乗り出して、こっちを見ていた

⏰:13/05/21 10:27 📱:SO-01C 🆔:WWAqYt42


#580 [ちあき]
近くに鳶職の方たちもいるし、私は一瞬、かっしーがこの辺で仕事をしているのかなと思った

「この辺で仕事してるんですか?」

『いや、姉ちゃんの様子を見に』

は!?

はっ……………!?

えっ…………………………

私はさすがに怖くなった

「仕事は?」

『今日はちょっと休んだ』

「休んでいいんですか?」

『良くはないけど、しょうがない』

「私も今日胃が痛い中やったのに」
胃の辺りを押さえながら言った

⏰:13/05/21 10:33 📱:SO-01C 🆔:WWAqYt42


#581 [ちあき]
ゴミも全部置いたので、また店に戻る

『本当に3時間しか働かんの?』

「土日は6時間だったりしますけど」

『じゃあ朝ちょっとコンビニでバイトして……、その後またどっか他に行ってるところがあるの?』

「何でそんなこと訊くんですか!?(笑)」

『何となく』

「何してるかはちょっと言えないです」

『あ、言えないのかぁ』

私が自動ドアの前まで来ると、かっしーはごみ箱の前にしゃがみこんだ

「仕事休んで大丈夫なんですか?」

『いや、今日はちょっと体調が悪くて。五月病かな』

「えー」

私はまだ勤務中だし、あまり立ち話も出来ないと思い、店に戻った

⏰:13/05/21 10:43 📱:SO-01C 🆔:WWAqYt42


#582 [ちあき]
その後すぐ裏で退勤を押し、着替えを終えた

胃も痛かったし、私は今日はさっさと帰るつもりでいた

でも、かっしーはまだ店の前にいるんだろうな…

かっしー怖いよかっしー…

店を出たら逃げられない…
(いや、いざとなったらまた店に戻ればいいんだけどさ…)

でも帰りたい…

そして私はオーナーと小話をした後、店を出た…

オーナーにはこの出来事を言えなかった…
かっしーを自分の敵・悪者として話をするのに、まだ抵抗感があったから

⏰:13/05/21 10:52 📱:SO-01C 🆔:WWAqYt42


#583 [ちあき]
かっしーは店の外で座っていた
かっしーの横にはジュースが
バーコードの部分に店のシールがついているし、私がいない間に店で買ったようだ

自転車に乗るためには、かっしーの前を通らなければいけない

『お疲れー』
かっしーと目が合う

「体調は大丈夫なんですか?」

『いや、そう悪くもない。俺、暇人なんよ』

32歳のかっしー、今日は仕事をサボったようだ…
32歳で仕事をサボるって…(;_;)

⏰:13/05/21 10:58 📱:SO-01C 🆔:WWAqYt42


#584 [ちあき]
外の光に当たるかっしーを見ると、確かに白髪を茶髪で染めている感じがしていた

それから、耳にピアスの後があるのが気になった

手の甲を見る
入れ墨はしていないようだ
ほっ

店に来るお客さん(♂)は、手の甲に"∵"みたいな三点や、年少リング(指輪の形をした入れ墨)をしている人が結構いる

とりかえずかっしーに入れ墨の跡がなくて良かったと思った
身体はわからないけど…

⏰:13/05/21 11:05 📱:SO-01C 🆔:WWAqYt42


#585 [ちあき]
『家どの辺なの?』
かっしーの質問

私は遠くを指を差しながら、「あっこらへん」と答えた
ちなみに私はお客さんに住んでる場所を訊かれたら、いつもこういう風に答えている

『あっこらへんって(笑)…○○○(施設)があるところらへん?』

「違う違う。こっちの通り(コンビニがある通り)じゃない。向こう側の通り」

『△△(町名)とか××(町名)とからへん?』

「うん、まぁそこら辺」

私は自転車のサドルに乗って足をつけたまま移動しようとした

『分かった。覚えておくわ』
かっしーも立ち上がる

⏰:13/05/21 11:17 📱:SO-01C 🆔:WWAqYt42


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