私立織愛学園＊81

（寮四階/廊下）

天草

…なんだよ、来なくていいよ。←早く寝なよ、消灯時間とっくに過ぎてるけど。
（控えめでありながらも名前を呼ばれ手を大きく振りながらこちらに駆け寄ってくる相手に眠れない上に面倒なやつに会ってしまったとげっそりしつつ自分のことは棚に上げ携帯でちらり時間確認して。）

［寮/談話室］

吉岡くん

来るなと言われれば近づきたくなるのが人間ってもんだよ、うっふっふ･･･
(自分が近づいてきたと同時にあからさまに嫌そうな顔をする相手に、にたりと悪い顔をすればワキワキと手を指を動かしながら相手にじりじりと近寄っていき)

ていうかその言葉そっくりそのまま吉岡くんに返すよー
そっちこそどうしたのさー、こんな時間にー

（寮四階/廊下）

天草

こ、こっち来んな。それ以上近付かないで。←
（不気味な笑い声と共に指動かしながらじりじりと詰め寄ってくる相手に、両手小さく挙げて前出しながら後退りして、質問には屁理屈返して相手同じであろう理由説明して。）

僕はいいの。← 暑いし寝付けないしで、外の空気当たって来ようと思って。

［寮/談話室］

吉岡くん

ふっふっふ！これが噂の壁ドン！どう？ときめいた？
(そのまま相手を壁まで追い詰めれば、ドンっと壁に片手をついて所謂世間でいう壁ドンというものをやってみればにやっと笑って首を傾げれば、率直な感想を相手に尋ねてみて)

あたしも一緒だよー！同じだね！運命だねこれ！

（寮四階/廊下）

天草

…っ？！………いや、まったく。← 早く退いて、…っ
（だんだんと距離縮めてくる相手が何をするかと思えば、そのまま壁に押しやられ、ぎょっと大きく肩揺らし、そのまま相手壁に片手つき所謂壁どんの体勢ものの見下ろし心底うざそうな表情向け。が、思ったよりそばにある相手の顔にかあっと頬染め気恥ずかしさに顔背け。）

［寮/談話室］

吉岡君

･･････！　あ、あははは！ご、ごめんごめん！
(顔が赤くなった相手の様子にすぐ今の状況を理解し、ばっと相手から離れれば予想外の反応だったのかこちらも少し照れてしまいそれを隠すようにクルリと後ろを向けば誤魔化すように笑い出し)

ちょっと前からき、気になっててさ！きゃべどん！あ、噛んだ！壁ドン！←

（寮四階/廊下）

天草

…天草くたばれ。←本来逆でしょ、男に壁どんして何が楽しいの。
（相手が慌てて離れると照れといらいらと呆れに悪態付き動揺見せる相手の噛み様に心の中で突っ込み入れつつ、はあとため息混じりに相手背中に声掛けて。）

［寮/談話室］

吉岡君

いやー、まず自分がやられることがないだろうからさ！
やられないならやってやろう！みたいな？
(顔の火照りが治まってきたのか、手で顔をぱたぱたと仰ぎながら相手のほうへともう一度振り返れば何故やったのかという理由に答えてへらりと笑っい許しを請い)

きもかった？怒ってる？ごめんね！

（寮四階/廊下）

天草

なにそれ。迷惑極まりないな。←うん、きもかった、怒ってる、許さない。←
（自身の顔手でぱたぱたと扇ぎながらへらりと悪びれた様子もなく相手答えれば、相手の問いにそのまますべて真似た様に返して、火照り冷めない相手の頬見ればついさきほど談話室で買っておいた冷たいペットボトルぎゅううと面白半分頬っぺた押し付けて。）

［寮/談話室］

吉岡君

だって！壁ドンってすっごい流行ってたじゃん？
でもなにが良いのかわかんなくてさー、試してみたくなるでしょ！･･･っていだだだっ！つめっ、痛つめたいよ！
(迷惑と言われれば、うっと言葉に詰まるが自分の考えていたこと言い訳がましくつらつらと並べ、続けて返された辛辣な言葉がぐさぐさと心に刺さり少ししょんぼりと顔を俯けるも、突然顔に押し付けられたペットボトルの感触に驚けば痛みと冷たさを相手に訴えながら一歩後ろへ退いて)