私立織愛学園＊81

大路

[寮/給湯室→廊下]

まぁな
あの頃は俺も若かった(懐かしげに目を細めると廊下から声がすると言われ)

いや？この声の方角と反響具合からすると多分談話室だろ
何歳って気になるか？
さてと行くか(声のするほうへ相手が作り終わったのを見届けて珈琲カップ片手に歩きはじめ)

[談話室]

七島先輩

人間観察、結構得意なんですよ俺
(相手の言葉にニコッと人の良い笑みを浮かべれば、自分の目を指差してそう答え、目的である飲み物を自動販売機で購入すれば近くにあったソファーへと腰を下ろし相手と向かい合う形になって)

確かに、ひとりは気楽ですよね。でも先輩。ぼっちと一匹狼は違いますよ？

〔寮/給湯室→廊下〕
葉牙先生

いや、24までって
もし今25なら結構最近まで遊んでる事になるなーと
(そう思っただけで大して歳は、興味ないがと言いたげで。的確に場所を推測した相手にコウモリとか犬みたいな能力だなと、苦笑いを浮かべ歩き出した相手に何となくついて行くことにして)

……俺たち以外にも、起きてるもんなんですね。

［寮/談話室］

黒瀬

へぇ、世渡り上手そう
（そういうことかと頷けば人当たりの良さそうな笑顔を浮かべる相手を少し観察し自分には無理だなと思えばすぐに視線を宙に移して）

あぁ、別に団体に入るのも苦手ではないよ

大路

[寮/廊下移動中]

成る程な
26歳だ
もう遊びやめてから二年たってるよ(別に興味なく答えれば声のするほうへ歩き)

だな
夜更かしすると頭馬鹿になりそうだが
ただでさえお前ら成長期なのにな(相手を可哀想な目で見ればスタスタと歩いてれば談話室に着いて)

こらーお前らーまだ起きてるのかー七島、黒瀬
ってかお前ら寝ろよー

【談話室乱入】

［寮/談話室］

葉牙先生

はーい
自分の限界に挑戦してマス
（2人が入ってくればソファーに座ったままそちらに顔を向け相手の言葉に素直に返事をするが実際眠くないためあまり早く寝ようという気にはならず軽く拳を握って顔の高さに持ってきて小さなガッツポーズをして）

七島

[寮/談話室]

(スタスタと談話室に入ってくれば珈琲片手にソファーに近づいて相手の後ろに立ち見下ろして)

馬鹿か
限界に挑戦するにもまだお前らはえーんだよ(珈琲を一口すすれば呆れた表情で相手を見下ろしガッツポーズをした相手の握り拳にゴツンと自分の握り拳を軽くあて)

[談話室]

七島先輩

先輩は世渡り上手っていうより、お人好しですよね。
(最後に小さな声で「馬鹿みたいに」と付け加えれば、またにっこりといつもの爽やか笑顔で相手を見つめ)

俺、先輩が人に囲まれてる姿未だに見たことないけどね

［寮/談話室］

葉牙先生

いてっ…文化系男子に何をしますか
限界に挑戦って若者の特権じゃありません？
（お互いの拳がぶつかれば骨が当たり左手で右手をさすりながら肩を竦め、相手を見上げると口角を少し上げて微笑み）

黒瀬

まぁ、典型的な日本人だからね
黒瀬くーん、聞こえてますよ
（最後の憎まれ口をしっかりと聞き取りトントンと指で自分の耳を差しながら話して）

それは否定しないかも

[談話室]

葉牙先生

まーた男が増えた。
(聞こえてきた声の主を視線で追い確認すれば、少しげんなりとした表情を浮かべ相手に聞こえないくらいの声で小さく呟くもすぐにまたいつもの爽やかな笑みへと切り替えて)

いやー寝る努力はしたつもりなんすけど、無理でした
先生こそもう若くないのに夜更かしなんて大丈夫なんです？