私立織愛学園＊81

〔学園/食堂〕

真尋『やっひろー！
定食奢って奢って奢ってえ』

Σぐえっ！？
(後ろから飛びつく勢いと共に首に腕を回され締められると顔を歪め、煩く騒ぐ双子の片割れである相手の腕を不快そうにタップし)

真尋『？あ！わりぃ、わりぃ！
ね、頼むよ！お腹空いて倒れそう。私を見捨てるの？ね、見捨てちゃうの？』

………はぁ、何にするの？

(首に回した腕を解き背中から離れたが悪びれもなく、おねだりしてくる相手に諦めたように溜息を吐くと財布を取り出し渋々奢ることにして。)

【あげ。】

［寮/談話室］

ん、大丈夫だよ
秋恵も元気……今？談話室
そう、自販機とかあるから…うん
（廊下を歩きながらかかってきた電話に出れば話しながら談話室の中に入りソファーに座って電話の相手と頷いたりしながら話し続け）

〔寮/談話室〕
七島

ふんふんふふ～ん♪
なーに飲もうっかな～♪
（陽気に鼻歌まじりに歌いながら談話室に入ると自販機へスキップ気味に向かい、財布から小銭を出しかけてソファで電話する相手に気づくと驚いたのか恥ずかしいのか複雑な表情で固まり）

［寮/談話室］

大路

…………見てないよ
（丁度電話を切ると相手が固まっていて特に何とも思っていないがあまりにも相手が恥ずかしそうにしていたためバッチリ鼻歌スキップを見ていたが見ていないと言ってみて）

〔寮/談話室〕
七島

え！ほんと？見てない？
良かったー
(相手の見てない発言にホッと胸を撫で下ろしにひっと笑みを浮かべ財布へ目を落とすが、次の瞬間には財布を握りしめソファに座る七島に勢いよくタックルしにかかり)

って！
バッチリ見てるやないかーいっ！！ちくしょー！！

［寮/談話室］

大路

うわっ
なかなか上手なスキップだったから大丈夫だよ
（うんうんと頷いていれば突然相手がタックルをしてきたのを驚きながらも反射的に普段からは考えられないくらい素早く身体を動かして横に避けよくわからないフォローをしてみて）

〔寮/談話室〕
七島

……お主、なかなかやるな
(タックルが未遂に終わりソファに勢いよく飛び乗った状態で不服そうに呟き。じっとりと相手を見て)

深まっちゃんには言わないでね←
恥ずかしいから。

［寮/談話室］

大路

命の危険を感じたからね
ん？なんで？秋恵、ああいうの好きそうだけど
（あくまでもまぐれであの動きが出来たと言いたげにニッコリとしながら説明すれば、深町に内緒にして欲しそうな相手に不思議そうに首を傾げ）

〔寮/談話室〕
七島

え！好き？
(あからさまに嬉しそうに笑顔を浮かべソファに乗っかったまま頬杖をつき、少し考えたあとふるふると首を振って)

いやいや、馬鹿っぽいお茶目さはなんか違う！もっとこう！女の子ちやほやされるさ！ね？わかるでしょ？
(ダンっとソファを叩き立ち上がり、訳のわからぬ理論を口にすると唐突に同意を求め。横に腰掛けて)

［寮/談話室］

大路

え…ええ？
わからない
全くわからない
（相手の反応に眉を寄せて困惑した表情を浮かべると若干引きつつ少し横にずれて隣に座った相手から距離を取ってふるふると首を横に振りながら否定して）