私立織愛学園＊81

[談話室]

七島先輩

あ、先輩いたんですか。
(初めから気づいていたがあたかも今気づきましたとでも言わんばかりにあからさまに相手の声掛けに大袈裟に驚けば、すぐまたにっこりと笑顔を浮かべて「気づきませんでした」と続けて)

田中先生

ていうか、なにやってんの先生。
(こんな時間に珍しいなと思いながらも、あからさまに七島先輩の方を見てにやついている相手に不信感を覚えたのか疑うような目で相手を見つつ一応教師だということで続けて「こんばんは」と挨拶をし)

（談話室）

七島くん、黒瀬くん

うん、待ってた待ってた。こんな所で寝てると風邪引くよー、て、あ、黒瀬くんだ。もう、皆して夜更かしなんだからー、早く寝なねー。
（動揺見せる七島に表情変えずにこにこと喋りながら立ち上がればちょうど黒瀬が入室してきて、間延びした口調で緩ーく声をかけながら片手上げ手を振りながら部屋を出て行って。）

ふたりとも明日遅刻しちゃだめだよー、おやすみー！

【どろん！】

〔寮/給湯室〕
葉牙先生

………////
(くっ、と下唇を噛み恥ずかしさを堪えながらマグカップに珈琲の粉を少量入れポットの湯を注ぎ、フレッシュと砂糖を３つずつ入れてスプーンで混ぜ。精一杯の皮肉を言ってみて)

先生こそ
部屋に連れ込んだりしてそうっすよね

大路

[寮/給湯室]

(ズズっと普通の人には苦すぎる珈琲をすすりながら相手の皮肉にふっと笑っては甘い珈琲を作ってるのを見て訝しげに見て)

あ？俺は今までもこれからも女に不自由してねーからなぁ
そんな遊びは24の時で終わったな
お前ら健全男子なんだからちゃんと本物の女で勉強するこった
DVDとか本見てもわかんねーからな

［寮/談話室］

黒瀬

存在感薄いからね
ところでこんな時間にどうしたの？
（常々目立つのはあまり好きではないと思っているため相手に気付かれていなかったと知るとなんだか嬉しそうに頷き、この時間に人がいることがそう無いため素直に疑問に思ったことを聞いてみて）

田中先生

あ……はぁ
（ペラペラと喋る相手を何となくボーッと見ていればどんどん遠ざかっていき気付けば扉を閉めて去った後で）

オヤスミナサイ

[談話室]

田中先生

あ、おやす･･･
(おやすみと言い終わる前に慌ただしく部屋から去っていった相手の後ろ姿を見送れば、小さくため息をつき)
相変わらず馬鹿みたいに始終騒がしい先生だな、ほんと。

【絡めなかったよー！ﾉｼ】

[談話室]

七島先輩

なんで若干嬉しそうなんですか、気味悪いですよ
(相手の考えていることなど露知らず思ったことを率直に述べ、続けての相手からの質問でようやく目的を思い出したのかそうだったと手を叩き)

どうも寝付けなくて。気分転換と、飲み物買いに。先輩は？またぼっち？

〔寮/給湯室〕
葉牙先生

…性欲衰え知らずってやつですね。
(甘ったるい珈琲スプーンで混ぜ終えるとマグカップを手に取り、本物の女ってと眉を寄せ。あまり興味がないようでマグカップの湯気をふーふーと吹き)

…先生何歳なん……廊下から声？

［寮/談話室］

黒瀬

え？そう？よく見てるね
ぼっち…そうかも
1人楽だよね
（表情に出したつもりは無かったため微妙な気持ちの変化に気付いた相手の観察眼を凄いと思い少し目を丸くしながら褒め、近くにあったソファーに腰掛けながら相手も1人でいた為同意を求めるように言葉を投げ）

大路

[寮/給湯室→廊下]

まぁな
あの頃は俺も若かった(懐かしげに目を細めると廊下から声がすると言われ)

いや？この声の方角と反響具合からすると多分談話室だろ
何歳って気になるか？
さてと行くか(声のするほうへ相手が作り終わったのを見届けて珈琲カップ片手に歩きはじめ)