私立織愛学園＊８０

[談話室]

七島先輩

やだなー、冗談ですよ。
俺が七島先輩のことをそんな風に言うわけないじゃないですかー。
これでも七島先輩のことは尊敬してるんですけどねぇ。
(怪訝そうな顔をする相手に飄々とした態度でそう答えれば、財布から小銭を取り出し自動販売機へ投入すればどれにしようかと迷う素振りを見せ)

あぁそういえば、今日は何の日か知ってます？

［寮/談話室］

黒瀬

何の日って…
ちょ、今のウソ？
（面と向かって尊敬されるとは言われたことが無かった為照れくさくそわそわとするが相手の言葉で今日が何の日か思い出せばまさかと思いつつも確認をしてみて）

[談話室]

七島先輩

あ、もちろん嘘っすよ。
(予想通りの相手の反応に満足すれば無駄にキラキラとした笑顔できっぱりと言い切って、ようやく飲み物を選び終われば近くのソファーへと腰掛け)

で、先輩は何してたんですか？こんな時間に。

［寮/談話室］

黒瀬

…………まぁ、黒瀬だから仕方ないか

（自分の問い掛けを肯定されれば少し喜んでしまった恥ずかしさと相手のあまりの潔さに何か言いたげな顔をするが自己解決したのか苦笑いしながらポツリと呟き、自分が何をしていたかと問われればそういえばと思い出して携帯を確認しながら答え）

んーー、約束してたんだけど来ないんだよね
多分寝てる

【寝落ちしてました、ほんとごめんなさい…。一応返します！！！】

[寮/談話室]

七島先輩

･･･ま、それも嘘なんだけど。
(苦笑いを浮かべる相手に聞こえない程の小さな声でそう呟けば、何事もなかったかのようにいつもの笑顔で相手の言葉に耳を傾けて、その内容から大体の事情を察したのか同情の眼差しを向け)

なるほど、なんとなく事情はわかりました。
つまりは放置プレイくらってるってことですよね。ドンマイ。

【こちらこそ！！！すんません遅くなって！】

［寮/談話室］

黒瀬

なんか心にグサッときたよ
もう、今日絶対来ないよなぁ
（胸に手を当てて肩を落としため息まじりに呟けば時計をチラッと見ながら近くにあるソファーに、腰掛け背もたれに寄り掛かって）

[寮/談話室]

七島先輩

あれ、どうしたんですか七島先輩ー
ため息つくと幸せ逃げるらしいですよ？
(自分のせいだと自覚があるにも関わらず、眉尻を下げあたかも心配しているかのような素振りも見せればわざとらしく相手に問いかけて、そのまま相手の視線を辿り時計を確認すれば「もうこんな時間か」と小さく呟き)

いつの間にかこんな時間ですけど、先輩まだ眠くないんですか？

［寮/談話室］

黒瀬

…っとに、お前はー
ん、眠い
明日も部活だし、そろそろ寝るよ
（わざとらしい素振りを見せる相手を横目で見た後呆れたように小さく笑えばポンと軽く頭を撫で、相手に言われて時間を改めて確認すると確かに眠いなぁと実感しゆっくりと立ち上がれば身体を伸ばしてから部屋を後にし）

オヤスミー
黒瀬も早く寝なよ

【絡みあざっす！！
そして、すんませんそろそろ寝ます！！】

（談話室）

黒瀬くん

………げ。
（談話室から七島が出て来るのをこっそり見送った後誰も居ないであろうつい気を抜いて扉開けて室内へ数歩足を踏み入れればソファー腰掛ける同級生とばっちり目が合ったためそのまま回れ右で退室しようとして。）

【おねがいします！！お手柔らかに！】

[寮/談話室]

七島先輩

･･･ご心配どうも。
(自分のひねくれた態度をモノともしない相手の様子に自然と頬が緩むのを感じ、それを隠すように少し俯けば、小さく「おやすみなさい」と呟いて)

【こちらこそあざっした！！また絡んでね！】