私立織愛学園＊８０

【中庭】
●深町さん

………。
(引き寄せた後は黙って顔を見つめるものの笑い始めると腕を退けて手を解放し)

君は照れたり慌てたりしないんだな、男に肩抱かれてんのに。

[中庭]

榊くん

相手があたしを好きだったりすれば別だけどさぁ、だって榊くんだよ？←
(きょとんとしたあと軽く吹き出してｸｽｸｽと笑い相手が恋愛という意味で自分に好意を持っているわけではないとわかっているので余裕で言い)

【中庭】
●深町さん

そう？俺は女の子は皆平等に好きだけど。
…にしてもさ、こんな良い男と花見してる時点でときめくもんだよ。
(悪びれた様子もなく主張し、わざとらしく肩を落として冗談を言えば飴玉を舌で転がし、ふいに横から頬をつつき)

なんか照れさせたくなっちゃうな。

[中庭]

榊くん

そういうんじゃなくてさ、恋人としてっていうか
この人自分で良い男とか言ってまーす
(説明が難しいのかうーんと難しい顔をしながら話し、相手の発言には呆れたような表情をして)

ふふふ、榊くんに出来るかな～←

【中庭】

……ああ。恋人、ね。確かに、俺そう言うのないからな。って、良い男なのは事実だからね。

(説明を受けると納得したような声をあげながら浅く頷いて肯定し、呆れられても気にはせず一言返し。浅く息を吐くと相手の頬に手を添えてこちらを向かせれば顔を近づけてゆき)

どうしよっか、キスでもしたら俺にドキドキする？

[中庭]

榊くん

でしょ？だからなんか違うんだよね
まあ、確かに顔かっこいいけどね
(顔を相手の方へ向かされて相手の顔を観察していれば段々と近づいてきてさすがに目を丸くし焦って身を引き)

ちょちょ、さすがにそれは駄目でしょっ

【中庭】
●深町さん

うん、君にはちゃんと君を一途に思ってくれるような奴が似合うしね。
はは、よく言われる。なんて、有難う。
(褒められれば表情を緩め、身を引かれた分ぎゅっと距離を詰めれば腰に腕を回して逃げるのを防ぎ)

ん？出来るかなーって挑発したの、君だよね。

[中庭]

榊くん

そう！
だから、キスもそういう人としたいわけよっ！
挑発してごめん！ごめんなさい！！
(なんとか諦めてもらおうと抗うがやめてもらえる気配はなく最終的には全力で謝って←)

【中庭→】
●深町さん

……ぷっ、
(暫く間近で顔を見詰めていたも全力で謝られてしまえば可笑しさが込み上げ思わず吹き出してしまい、宥めるように頭を撫でれば用事だと立ち上がってひらひらと手を振りその場を後にして)

あーあ、面白かった。からかってごめんね？じゃあ、また学校で。

【仕事行ってきます！お相手感謝！ﾉｼ】

[中庭]

榊くん

な…っなんだよー
全く、これだからモテるやつは
(相手が離れれば安心して情けない声を出し手を振って相手がいなくなったあとにぶちぶちと文句を言って)

【いってらさい！
こちらこそありがとーのし】