私立織愛学園＊８０

[寮/談話室]

七島先輩

あれ、どうしたんですか七島先輩ー
ため息つくと幸せ逃げるらしいですよ？
(自分のせいだと自覚があるにも関わらず、眉尻を下げあたかも心配しているかのような素振りも見せればわざとらしく相手に問いかけて、そのまま相手の視線を辿り時計を確認すれば「もうこんな時間か」と小さく呟き)

いつの間にかこんな時間ですけど、先輩まだ眠くないんですか？

［寮/談話室］

黒瀬

…っとに、お前はー
ん、眠い
明日も部活だし、そろそろ寝るよ
（わざとらしい素振りを見せる相手を横目で見た後呆れたように小さく笑えばポンと軽く頭を撫で、相手に言われて時間を改めて確認すると確かに眠いなぁと実感しゆっくりと立ち上がれば身体を伸ばしてから部屋を後にし）

オヤスミー
黒瀬も早く寝なよ

【絡みあざっす！！
そして、すんませんそろそろ寝ます！！】

（談話室）

黒瀬くん

………げ。
（談話室から七島が出て来るのをこっそり見送った後誰も居ないであろうつい気を抜いて扉開けて室内へ数歩足を踏み入れればソファー腰掛ける同級生とばっちり目が合ったためそのまま回れ右で退室しようとして。）

【おねがいします！！お手柔らかに！】

[寮/談話室]

七島先輩

･･･ご心配どうも。
(自分のひねくれた態度をモノともしない相手の様子に自然と頬が緩むのを感じ、それを隠すように少し俯けば、小さく「おやすみなさい」と呟いて)

【こちらこそあざっした！！また絡んでね！】

[寮/談話室]

吉岡

ちょっとまてよ、なんで逃げるの吉岡くん
(七島先輩を見送った後これからどうしようかと悩んでいた矢先、入れ替わるようして現れた同級生と一瞬目が合うも逃げるように立ち去ろうとする相手に思わず静止を呼びかけ、相手の嫌がる顔を見ればさらに追い打ちをかけるように爽やかな笑顔で向かいのソファーを指差して)

そんなに嫌そうな顔しなくていいだろ？
ソファー、空いてるぜ？

（談話室）

黒瀬くん

…何で話し掛けんの。黒瀬くん、出てってくれないかな、お願い。←
（引き止められば反射的にぴたり足を止め心底嫌そうな顔をして相手振り返ればぼそり吐き捨て、向かいのソファー指差されれば極力相手と距離を取るように端へ座り、先客は相手にも関わらず理不尽なお願いをして。）

[寮/談話室]

吉岡

あはは、絶対にいやだ。
出て行けって言われて、はいわかりましたって出て行く馬鹿がどこにいるんだよ
(相手からのお願いを満面の笑みでバッサリ切り捨てれば、足を組み直し如何にもここから絶対動きませんよとアピールするかのようにソファーにもたれ掛かり相手を見下ろして)

ていうか、相変わらずひとりで行動してるんだ？

（談話室）

黒瀬くん

……。別に黒瀬くんには関係ないし。好んで一人でいるんだし。←
（憎たらしい程の満面の笑み向けられ退室することを拒まれ、足を組みこちら見下ろす太々しい態度の相手のことはやはり気に食わず眉間皺寄せて、ぷいっと視線逸らし拗ねたように相手の質問に答えて。）

[寮/談話室]

吉岡

お前、ぜったい友達いないだろ。　
(わざと相手の一番痛いところをズバリと言い捨て口元に手を当て意地の悪い表情を浮かべるも、拗ねた相手が言い放った言葉が少し気になったのか繰り返すように呟いて)

それにしても･･･好きでひとりでいる、ねぇー
相変わらず馬鹿みたいに片意地張ってるよな、お前。疲れそー

（談話室）

黒瀬くん

…いるから友達の一人や二人。黒瀬くんが知らないだけだし、←別に意地なんて張ってない。黒瀬くんは相手に思った事好き放題言えるからいいよね、疲れなそう。
（図星を指されここまでストレートな物言いは初めてなのか一瞬だけ黙り動揺見せるが、言ってる傍から見栄を張り、黒瀬の言葉真似て嫌味含ませ相手の性格の悪さを遠回しに伝えて。）