私立織愛学園＊８０

<寮/談話室>

……っん、ふあぁあ………
(大きな欠伸をすれば目を擦り、読んでいた本を閉じて時計を見上げ)

………やっぱり連絡するべきかなぁ
(首もとに触れ小さくため息をつき、ソファに深くもたれ掛かって独り言を呟き)

【あげｗ】

ｰ談話室ｰ

雛ちゃん

…はぁ、嫌われてたらどうしよ
(メソメソと俯き溜め息つきながら談話室へと入室すると下を向いているため人が要ることに気付けず窓まで進み)

【何時まで持つか分かんないけど構ってちゃん(笑)】

<寮/談話室>
風夏

……………
(扉が開き中に人が入ってくればその人物をじぃっと見つめ、独り言を呟く相手を目でおいソファに腰掛けたまま首をかしげ)

………………誰に嫌われたの？

【ありがと♪よろしく！】

ｰ談話室ｰ

雛ちゃん

いや、もう傷口広げないで下サイ。間接的に振られた…はぁ。

(誰か居たのかと今更気付くと声でその人物を判断出来ないまま窓から外を見つめ黄昏、肩を落とすと"せめて一目見てから振ってほしかった"と続け)

【いえいえ´ω｀ﾉﾝ】

<寮/談話室>
風夏

………ちょ、誰か他の人が好きなの？
(目を丸く見開き勢いよく立ち上がれば相手にヅカヅカ歩みより、むすっとした表情で問いかけ)

ｰ談話室ｰ

雛ちゃん

……………！

(此方に向いて来る足音に気付き仕方無しに振り向くと驚きに目を見開き、この際何言われても構うものかといつもいざとなると戸惑うくせに相手の背に腕を回して抱き締め)

……っ、雛ちゃん。雛ちゃ、ん。

<寮/談話室>
風夏

…っ！
(突然抱き締められると少し驚き、相手の背中に腕をまわし相手の肩に寄り添い)

ﾈｯｸﾚｽありがとう。凄く嬉しかった。
………会って言いたくて…その…

(連絡を返さなくて不安にさせたのかと眉尻を下げ、ぎゅっと腕に力を入れて)

ｰ談話室ｰ

雛ちゃん

………会って、それからもしかして俺振られるパターン？
(名残惜しそうにそっと相手を離すとまだ勘違いは続いてるのか苦く笑んでみせると背中を向け小さな声で囁き)

…俺が嫌いになったならそれで構わない。けど、好きな奴が出来たってのは認めてあげれそうにないや、

<寮/談話室>
風夏

……ばか！
嫌いなるわけないでしょ？寂しかった！
会って…す、の続きが聞きたかったの！
(向けられた背中をぽかっと軽く叩き、自分の首もとに触れながら背中にそっと擦り寄ってボソッと切なげに呟き)

こっち向いてよ。ばか。