私立織愛学園＊８０

ｰ寮/玄関→ｰ

常盤

…………なんだアイツ、
(最初から最後まで変な奴だと去る相手の背中を見つつ思えば、随分と話し込んでた事に自らも気付いたのか間の抜けた欠伸を一つ漏らすと自室へと歩を進め)

【こちらこそありがとうでした´ω｀のんびりな空気に癒されました(笑)また宜しくっす～ﾉｼ】

[学園/教室]

「見て見て～彼氏に貰ったんだぁ」

え、変だけど
彼氏かなりセンス無いね

「………」

……………

(隣の席の子が彼氏に貰ったと指輪を見せて来れば思ったことを包み隠さず言ってしまって落ち込ませ、その後自分が言ってしまったことに後悔して一人静かに落ち込み)

【待機！】

[学園/教室]

真野

ああいうのは彼氏に愛されてて羨ましいでしょ☆えへっなﾉﾛｹしたいだけだから適当に褒めろよな
(後ろの席から小声で先程のやり取りに対してのダメだし？をして"まあ、俺も同意見だったけど"と続け)

【絡ませ！＼(^o^)／】

[学園/教室]

真田くん

だって羨ましいと思えないんだもん
大体仲良くないのにいきなり言われても困る
(相手の方をチラッと見たあと少し近付きこちらも小声で返せば"また空気読めないって言われる"とため息をつき)

【わーい＼(^o^)／】

[学園/教室]

真野

無理に合わせる事もねえとも思うし空気読んで言いたい事も言えねえ奴よりいいだろ｡
(溜め息をつく相手の背中に苦笑して言い"あんなの相手に合わせてたら真野のセンスも疑われるぞ"と微妙にフォローして)

[学園/教室]

真田くん

確かに
………あ、黒板
(うんうんと深く頷けば安心したような笑みを浮かべ授業終了のチャイムが鳴るとノートの残りを写そうと黒板を見るが既に消されていて)

[学園/教室]

真野

あ､悪い｡良かったら､これ｡
俺が勝手に授業まとめたやつだけど
(相手の行動にうつし忘れたと察するとノートで背中をつつき"メロンパンのお礼"と飴玉を4個ほどノートに乗せて)

[学園/教室]

真田くん

気が利くね
……………なんだこのノート
(素直にありがとうと言えば良いもののまた可愛くない言い方をし貰った飴を舐めながら何気なくノートを開いてみればわかりやすさに言葉を失い)

[学園/教室]

真野

え､何か変なこと書いてあった？
(ノートを見て言葉を失う相手を不思議に思い慌ててノートを確認して何もおかしくない事を確認すると小首を傾げ)

どした？あ、字汚くて読めねえとか…？

[学園/教室]

真田くん

全然違う
なに？ずるいんだけど
どういうこと？
(黒板を写すだけの自分のノートと相手のノートを見比べ立ち上がって相手に詰め寄り)