私立織愛学園＊８０

<学園/一階廊下>
水川

あ！ご、ごめ………

……………
………

？
(肩を叩いた瞬間悲鳴をあげられると自分も驚き、びくっと一歩下がり謝罪をするも足元に散らばるそれに視線を向けぱちくりと瞬きすればゆっくり目をそらし)

あ、ご、ごめ…ほんとごめん！←

白雪先輩

［校舎/一階廊下］

み、見ました……よね？
絶対見ましたよね？（相手の言葉にいぇいぇと返すがそんな事よりと若干頬を赤らめながら鼻息を荒くして必死の形相で聞いて）

<学園/一階廊下>
水川

……え、えへ☆←

(誤魔化そうと肩をすくめ目を泳がせながらかわいこぶってみるものの、相手の表情を見て苦笑いし)

ごめん、ね？
それ…………凄いね←

白雪先輩

［校舎/一階廊下］

好きな人が出来たって言ったら友達が無理やり……
先輩…いります？（少し恥ずかしそうに言うが一連のやり取りを思い出すといたたまれなくなり相手の顔をうざったらしい前髪の中から覗き込むようにまたは縋るように見上げ）

<学園/一階廊下>
水川

そう、友達に……ふふ♪
好きな人いるんだねぇ
(相手の様子に目を細め柔らかい笑みを浮かべると微笑ましいわと呟き、少し考えたあと眉尻を下げ、困ったように小さく笑い)

んー
いらないけど、……ちょっと見たいかも←

白雪先輩

［校舎/一階廊下］

ずっと会えてないですけどね
見てるだけでいいですし（相手の笑顔に苦笑いを返せばしゃがんで雑誌を拾っていき）

いぇ、是非見たいんだったら貰っちゃってください
私は必要ないと思うので（雑誌を拾いながら語尾が段々小さくなりボサボサの髪で隠れた顔は真っ赤に染まり）

<学園/一階廊下>
水川

見てるだけでいいの？
………ほんとに？
(首をかしげ、じぃっと見つめるが雑誌をうけとると困ったような笑みでありがとうと呟き)

ねぇ？
前髪邪魔じゃない？ピンあげようか？

白雪先輩

［校舎/一階廊下］

はい
だって私……釣り合わないですし
第一パパにいつバレるかわからないですしそもそも恋愛対象外なんです（へへっと小さく笑っては嬉しそうな表情を浮かべ雑誌を受け取った相手に髪を指摘されれば若干一歩引いて）

あ、あのでふっ！（慌てて喋ろうとすれば舌をガリっと噛んでしまい）

<学園/一階廊下>
水川

ぱぱ…、お父さん厳しい人なんだ？
恋愛対象外なんて寂しいこと言っちゃダメよ？まだまだわかんないわよー

(眉尻を下げ首をかしげながら問い、一歩下がり舌を噛む相手を見れば慌てて近寄り)

だ、大丈夫？

白雪先輩

［校舎/一階廊下］

厳しい、というかウザイというか
でも素敵なパパなんですけどね
あー多分無理です（ニコニコしながらやはりファザコンなのか自慢するようにはっきり言っては次の言葉はやはりちょっとトーンが落ち）

だ、大丈夫……です
よく舌を噛むので（舌を噛んださいに痛かったのか若干涙目になり指でさすり）