私立織愛学園＊７９

-寮/屋上-

あー…涼し｡
(お風呂上がりの様子で､目を細めて風を感じ､タオルを肩に掛けながら片手で髪をくしゃくしゃと拭き､もう片方の手にはコーラ缶を持って真っ正面のフェンスまで歩いて)

きれーな満月…｡かんぱーい

【あ】

[寮／屋上]

沖さん

…あ。涼しいや。

(扉を開け屋上に出れば思った通り室内より涼しいことにぽつりと呟き暗く人影に気付かないままフェンスに歩み寄って)

【いるかな？絡ませあげ☆】

<寮/屋上>

１人ビアガーデン風とか
切ないけど…まっいっか←
って…あっ沖か
(自家製のつまみ&缶ビールを手に屋上に現れれば何やら呟きふと顔を上げれば生徒が視界に入り)

【絡ませあげ】

-寮/屋上-

▼常磐さん

……………誰？
(人の気配を感じ､満月からの光だけでは顔が把握できず､おしゃんと座ったまま､首だけをその人に向けて呟くように声を掛け)

▼白雪先生

………!あ､その声…
("白雪先生､"と常盤を見た後にふっと後ろを振り返りにっこりと手を振って)

【＼(^O^)／】

<寮/屋上>

沖

声でわかるなんてお前凄いな←
("正解"とにこやかに話せば近付き"隣いい？"と問い頭をぱふっと撫で)

[談話室]

……こいつら大丈夫か？弱ってる気しかしねえ……
(カブトムシの入った虫籠を机に置き中を眺めてトントンとゆっくりとしたリズムで叩き頬杖をついて)

-寮/屋上-

▼白雪先生

だって､昨日お喋りしたばかりですもの｡
聞き慣れた声｡
("いいですよ｡"と頭に手を置かれて柔らかく微笑み､隣に来やすいように体を移動させれば一口コーラを飲んで)

<寮/屋上>

沖

あっそうだったな←
コーラってさ甘過ぎない？
(プシュっと缶を開けながら隣に腰を降ろせば相手の飲み物を見て尋ね作ってきたさといものにっころがしを取りだし)

あっよかったら食うか？←

-寮/屋上-

▼白雪先生

あー…甘いかもしれませんね､
でもこれ０だし､喉渇きすぎちゃって｡
…え､いいんですか？
("すご…"とまさかの煮物に思わず驚きの声がもれ､目を丸くしてそれを凝視すればコーラの缶を地面に置いて)

これ､もしかして先生が…？

<寮/屋上>

沖

一応女子だからカロリーは
気にしてるのか？←
まっこんなんで良ければ召し上がれ
(妹も同じような発言をしていたため苦笑いをしながら呟けば煮物を差し出しビールを一口飲み)
口に合うかわかんないけど
一応手作りだから←