私立織愛学園☆73

〈図書室〉

………。
(図書委員の生徒の様子を見に来たついでに仕事を手伝い、図書の整理をして)

…………はぁ…
…たく、読んだ本くらい元に戻して行けっての……。

(最近よく考え込む事が決まっているのか複雑な表情を浮かべため息混じりに図書室内を整理して回り)

【あげ】

〈図書室→〉

考えるだけ無駄なのにな…
………俺って奴は、果てしないバカかよ…。
(自重気味に呟き、放置されていた図書を棚に戻すと委員な生徒に声をかけ図書室を後にして)

もうすぐ下校時間だ
戸締まり忘れんなよ…

【あげ落ち】

[学園二階/図書室前廊下]

……ちょっ…前が見えない……

(年輩の教員に授業で使った辞典の片付けを手伝ってほしいと頼まれれば返事をする間もなく強制に何冊ものそれを渡され高く積み重ね前も見えない状態でやっと図書室前まで辿り着き)

【あげ待機】

　
［学園/図書室］

……うわ
（未だにジャージ姿で図書室での用事を済ませ帰ろうと扉を開ければ目の前に本を山積みに持った人物がいて）

【絡ませ(･∀･)】

[学園二階/図書室前]

▼殿村先生

…あれ､もしかしてそこに誰かいます？すいません､ちょっと通りますから危ないですよー……………ごふッ！……

(積み重ねた辞典のおかげで前方に人がいることは分かるも姿が見えないため声だけでは誰か認識できず､退いてもらえるよう頼むがてっぺんの辞典に思いきり顎をぶつけその拍子にタワー←が崩れ何冊もの辞典が音を立て床に落下し)

【昨日は闇落ちすみません(´；ω；｀)】

　
［学園/図書室］
一ノ瀬センセー

ちょ、………待て
（目の前なのに進んでくる相手を制止しようと手を前に出せば上から本が降ってきて数冊キャッチするも手首に辞書が当たって手に持っていた本も落として）

【だいじょぶっす(ﾉ∀`)】
　

[学園二階/図書室前]

▼殿村先生

あああああ！！！殿村先生！！大丈夫ですか？！すみませんうっかり……あわわわ､ごめんなさい…

(けっこうな痛さだったのか瞳に涙を微量溜めぶつけた顎を押さえながらヒステリックに声を上げて謝罪をし慌てた様子で"あの､どっかぶつかったりしませんでした?!"と床に散らばった辞典はそっちのけでまずは相手のことを伺い)

　
［学園/図書室］
一ノ瀬センセー

あぁ…別に平気
とりあえず本拾っとけよ
（目立つ痛みなどはなく適当に答えればしゃがみ込んで右手で本を拾うも手首に痛みが走りさり気なく左手に持ち替えて）

　

[学園二階/図書室]

▼殿村先生

ごめんなさい…あ､はいそうですねっ！

(相手の言葉を聞き何の怪我もしていなかったことに"よかった"と安心したように微笑みもう一度謝るとしゃがみこんで辞典を拾い始める相手に慌てて続き自分もしゃがみ)

……殿村先生､本当にどこも痛くありません？

(何冊か辞典を拾い上げふと顔をあげると相手の不自然な手の動きが目に入り表情を伺うため顔を覗き込みもう一度尋ね)

【亀なるごめそ！】

　
［学園/図書室］
一ノ瀬センセー

痛くない
あたしが痛くないって言ったら痛くない←
（さり気なく右手を隠すようにして立ち上がり初等部に若干感化されてか子供みたいなことを言い張って）

【了解(･∀･)】