私立織愛学園☆73

<寮屋上>

和泉くん

………………、どこの小学生よ。
あ、幼稚園児か。
(相手の発言にため息をつき横目で見ると無表情で言い、空に視線を移すと一人言のように呟き)

……澄んでるから、よく見える。

　
[寮/屋上]

瀬戸

あァ？

(片眉を釣り上げてそう漏らし相手の次の言葉を聞くと目線を上げ自分もちらりと空を見つめてみて)

……んなもん見てどうすんの、お前

(想像していた以上に星が綺麗だと思いつつも溜め息混じりに出てきたのはそんな言葉になってしまい)　

<寮屋上>

和泉くん

んー…、気持ちいいよ。
空に溶けそうになるっていうか…

……いいからほら、寝転がってごらん←
(空を見上げたまま小さく呟くが表現が難しいらしく軽く首を傾げると隣の地面をﾎﾟﾝﾎﾟﾝと叩き促し)

　
[寮/屋上]

瀬戸

空に溶ける……か…

(空から視線を下げ何か考えるように相手の言葉を繰り返して小さく呟き、隣に寝転がるのを勧められるとぷっと軽く吹き出して)　

………絶対やだね

("誰がお前の隣なんか"と余計な一言を付け足して立ち上がり自分はフェンスの方へ足を運び)　

<寮屋上>

和泉くん

……可愛くないなー…。

本当に溶ければいいのに←
(拒絶をされれば呆れたようにため息をつき、体を起こし相手をじっと見ると思わず心の声が口に出)

　
[寮/屋上]

瀬戸

可愛くないと言う奴が可愛くないと思うよ俺は

(ぴくっと耳を動かして反応すると少し苛立ったような顔で相手を睨み付けるが口元には笑みが浮かんでいて、溶ければいいと言われると腕を組んで挑発するような目で見つめて)

お前はどっかの歌舞伎野郎に溶けてるくせにな～　

<寮屋上>

和泉くん

どうせ可愛くないですよ。
(眉を寄せふて腐れたように顔を背けると歌舞伎野郎という言葉が聞こえ、再び相手の方を見てわざとらしく笑顔を作り)

……、
羨ましいの？ん？←

　
[寮/屋上]

歌舞伎の趣味が分からない…

(と、大袈裟にも全く理解できないと言うように小さく呟くが次に聞こえた言葉と相手の様子にカチンときて思わず自分の声が無意識にも少し大きくなっていて)　

はァ？寝言言うんじゃねーよ！
ちっとも羨ましくなんかねぇ。
んなの面倒事以外の何物でもねぇからな　

【→寮/屋上】

＊ALL

女子:ほらね～瀬戸さん屋上に別の男連れ込んでるよ、言った通りでしょ？

……………、…ッた！

(隣のクラスの女子に唆されてに屋上に向かえば腰痛を耐えながら扉の隙間から様子を覗き見、すると女子達が騒いだ拍子に体を突き飛ばされては激しく転ぶような形で屋上に入ってしまい/←/女子は"きゃあ～～！"とか言って去って行き)

【阿呆投入乱入＼(^o^)／……てへッ☆←】

<寮屋上>

和泉くん

いいんじゃない、わからない人はわからないままで。
(反論するのが面倒なのか適当に答えると相手の声の大きさに少し驚き、思わず小さく笑みが漏れ)

……声、大きくなってる。
わかりやすいね←