私立織愛学園☆73

<寮/屋上>

白沢くん

もちろん！

(相手の問いに対し顔を向け急に胸を張り自信満々に声を張ると、正面に向き直り頬を染め目を瞑って嬉しそう続け)

…リリィだよ、僕のお姫さま
彼女のために僕は今ここにいる

-談話室-

▼桃井さん

…お洒落って､相当な手間と努力がいること､あなたを見て思い知りました｡
(うんうんと頷いていたが､中々の行程に深く感銘を受け､パソコンの事を尋ねられれば"写真､整理してます｡"と､パソコンの中央にあるところを指で動かし)

〈談話室〉
沖瀬

そうよ、女王様のように美しく妖艶な姿になるには日々の手間隙が重要っ！←
(君、話の分かる子ね。とにんまり嬉しそうに笑いながら紙パックにストローをさし)

写真………？
…………………(((ドキドキ←
(ストローを口にくわえ、ゆっくりソロソロと相手の傍へ大移動を開始しPCを覗き込む気で)

[寮/屋上]

鮎川

リリィ？
そんな名前のやつ………いたっけな
(名前を復唱して疑問系にし学園の生徒には思い当たらない名前で頬を染める相手を見れば頬を緩ませ)

そのリリィちゃんは､あんたの何？家族？恋人？

<寮/屋上>

白沢くん

…家族？恋人？

(相手を見てきょとんとし意味がワカラナイといった様子で反復すると、血が滲んでいる首元を軽く触りにこっと笑い)

そんなんじゃないよ、唯一無二のお姫さま

-談話室-

▼桃井さん

女王様…､卒業後はどこかの国へ
嫁ぐ予定なんですか？←
(言い張る相手を目でじぃっと上から下へと全身を見ながら現実味のある言葉を返し､"…大したもの､ありませんよ？"と､そのまま相手を見つつ隣を譲り､横によって)

〈談話室〉
沖瀬

……………そんな妄想するわけないじゃない、私は私の世界の女王様。
(現実的な言葉で返すと目を細めてPCの画面を覗き込み、静かに見ているだけで)

[寮/屋上]

鮎川

………………あんた､爪切ってんのか？
(相手の言葉より血の滲む首を見ると自身の首を擦り爪がないと血が出るほど傷つけられないと思うが尋ねてみて)

唯一無二､ね…………｡
探してんなら心当たりとかは？

<寮/屋上>

白沢くん

…？お手入れはしてるよ？

(首を傾げ言葉を聞くと笑いながら首元の手を下ろし女性のように綺麗な手を爪に血がついた状態で相手に見せ、次の言葉にはしゅんと無気力に肩を落とし)

心当たり…、………一緒に物語を描いたんだ
お姫さまと、王子さまの

-談話室-

▼桃井さん

…………………なるほど｡
誰もが主人公とは正にこの事｡←
(相手の言葉がどこか哲学的に思えたのか､横目でちらと見た後､納得したように目線を画面へと移せば"失脚することも､ないですね｡"と言葉を続けて)