私立織愛学園☆73

[学園二階/図書室]

▼殿村先生

ごめんなさい…あ､はいそうですねっ！

(相手の言葉を聞き何の怪我もしていなかったことに"よかった"と安心したように微笑みもう一度謝るとしゃがみこんで辞典を拾い始める相手に慌てて続き自分もしゃがみ)

……殿村先生､本当にどこも痛くありません？

(何冊か辞典を拾い上げふと顔をあげると相手の不自然な手の動きが目に入り表情を伺うため顔を覗き込みもう一度尋ね)

【亀なるごめそ！】

　
［学園/図書室］
一ノ瀬センセー

痛くない
あたしが痛くないって言ったら痛くない←
（さり気なく右手を隠すようにして立ち上がり初等部に若干感化されてか子供みたいなことを言い張って）

【了解(･∀･)】

[学園二階/図書室前]

▼殿村先生

……………えいっ←

(屁理屈のような言葉を並べる相手を見上げる形でじっと見つめ､相手が口を閉じれば拾い上げた何冊かの辞典を床に積み重ね自分も立ち上がると隠された右手を"すいません"と一度断った後掴み､前に出すと手首にそれ程の強さではないがチョップを食らわせ)

　
［学園/図書室］
一ノ瀬センセー

は？
ｯい…って！
（右手を掴まれて断りを入れられると不思議そうな表情をし軽いチョップでも激痛が走って珍しく眉を寄せて手を引き）
　

[学園二階/図書室前→]

▼殿村先生

ぎゃあああっ！！すいません！ほんとすいません！……でもやっぱり痛そうじゃありませんか｡ごめんなさい…

(チョップを食らわした側でありながらも相手が苦しい顔を作れば慌てて自分も手を引っ込め先程同様叫び声を上げて､案の定怪我をしていた手首を見つめながら眉を下げ謝罪し)

ちょっと待っててください｡

(相手のことは心配でも床に散らばった辞典をこのままにしておくことはできないので素早く残りの辞典を拾い上げ再び高く積み重ねるとフラフラとした足取りだが図書室に入っていき､直ぐに空手で出てくると"保健室､行きましょう？"と声をかけ)

　
［学園/図書室］
一ノ瀬センセー

騒ぐなって
（右手首を自分でさすりながら騒ぎ出した相手をバツが悪そうに見て、相手が辞書をしまいに行けば軽くため息を吐いて壁に寄りかかりながら窓の外を軽く見て）

え……いいよ、もう遅いし
（保健室があまり得意ではないのか軽く目を逸らすとﾌﾙﾌﾙと首を横に振って）

　

▼殿村先生

【レス蹴りごめん落ち(´；ω；｀)ノシ】

　
【またね(´･ω･`)ﾉｼ】

　

［寮/玄関］

今日もバイト疲れたぁ。
(周りをキョロキョロしながら
玄関に入れば先生がいないことに
安心した顔をし)

早く部屋帰って寝よう!!
(くまのぬいぐるみを抱きしめて
ながら鞄を持って歩いていき)

【あげ(≧ε≦)】

　
[寮/四階廊下→]
ん…分かったぁ
じゃあ明日の夜またね、おじさん♪

(携帯電話で誰かと話しながら階段を上がって四階まで来ると３号と表示された画面を見て通話を終了させ持っていたバッグにひょいと携帯電話を放り込み自室へ向かおうとするが、なんとなく奥にある非常階段が目に入ったためそちらへと歩みを進め)

【あげうお！】　