私立織愛学園☆72

【中庭】
瀬戸

そんなに笑うか。
(可笑しいかとダルさ混じりに言って浸かった足を出そうとはせず横目で相手を見ながら時折足をゆらゆらと動かして)

マジでか。

<中庭>

山下くん

ん、ごめ……っ…←
(謝ろうとするが先ほどの光景を思い出してしまい口に手をあて笑い出し、深呼吸すると相手の足元を見て自分もｻﾝﾀﾞﾙを脱ぎ足を入れてみて)

……あ、いいね。これ。

【中庭】
瀬戸

俺ぁ瀬戸ちゃんを見ようと思えばいつでも見られるって思考があるからか、あんたを見ないな。
(笑い出す相手に無視を決め込んで学校でさほど見かけもしないことを話すとあくびをして)

また本ですか。

<中庭>

山下くん

…ん、もう平気。
笑わないから。

興味なくて目に入らないだけじゃない？
(さすがに申し訳なく感じたのか表情を戻すと冗談混じりに話し、本と言われると持っている本に視線を移し)

日課だからねー…。

【中庭】
瀬戸

いやいやむしろ目に入れたいからね！

むさ苦しい男が嫌がおうにも目に入る俺の苦労をパフェで癒すのが日課になってきてっから。
(否定しているが共に変態発言の意味をもつことを言って、足を動かす度にできる波紋をボーッと見つめて)

なぁーに借りてきたんだいお嬢さん。

<中庭>

山下くん

なによ、その親父発言。
(眉を下げ苦笑すると同じように波紋を見つめ、英文字が書かれた本の背表紙を見せ)

わからないと思うよ、おじさんには。

【中庭】
瀬戸

こんなもん読んで日本人としての自覚が足りねえな…
(本を手にとってパラパラと捲りながら英字ばかりが記されているページ文を苦笑気味に見て)

<中庭>

山下くん

…だって日本語だとすぐ読み終わっちゃうんだもん。
(ため息混じりに呟くと足をﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬと動かし、再び水面を見つめ)

最近夜が長いんだよねー…。

【中庭】
瀬戸

おまっ、それ日本人の言うことじゃねえだろ。
(日本に生まれたからには外でめんこでもしてろとよくわからない事を言いながら立ち上がって)

温かいもんでも飲みゃ寝れんじゃね？

【亀すまん】

<中庭→>

山下くん

意味わかんないよ。

……だといいけど。
(相手の反応に苦笑すると足を出し濡れたままｻﾝﾀﾞﾙを履き、眉を下げて呟くと寮へ向かって歩き出し)

先、戻るね。

【絡みありがとう、落ちﾉｼ】