私立織愛学園☆70

【談話室】

篠崎先輩

…どうも、居たのが優しい人で良かったです。

(何も聞かず快く内緒にすると応じてくれた相手の様子を見ては軽く安堵して嘆息を漏らし服に着いた埃などを払い落としながら緩く口角を上げて、続いてもう一人の人物と相手を交互に見比べつつ)

…もう寝かし付けてあげた方が良いんじゃないですか、そこの妹さん。←

【談話室】

小鳥遊先輩

17才、ねぇ…ならあたしより二つか一つ上って事じゃねえか、偉く小せえ先輩なこって。

(わざとらしく相手の傍らに移動して長身の自分と相手の身長差を確かめつつも返答をしっかりと聞き届けるがまるで真に受けて居らず、次に埃を払い落とすとソファに腰掛け)

…で、本当の年齢は？←

<談話室>

榊さん

いやいや、とんでもない

(お世辞な言葉を聞くと少し照れ臭そうに微笑み手を横に振り、もう１人に対し妹と言われればきょとんとしたあと困ったように笑い)

ん、妹ではないんだけど…
チョコ食べたかったみたいでね、愛らしいよね

〈談話室〉
みっちょん

……あ！
信じてないなぁ～
(ぶぅっ頬を膨らましたままぶんぶんと腕を振り抗議の目を向け)

小鳥遊ひより、高等部三年生で17才
もう、君は失礼だ！←

<談話室>

小鳥遊先輩

…？……………！？

(可愛い言い分だなと微笑みながら聞いているも、高３と聞けばびっくりしたように目を丸くし今までの自分の態度に焦りながら恥ずかしそうに頬を染め顔を伏せ)

えっ…てことは先輩？
あれっ…、え…あの………っ、すみませんでした…

【談話室】

篠崎先輩

謙遜しなくて良いですって、最近は捻ねくれた奴が多いし……はあ。

(微笑する様相に目を向けてから軽い口振りで返答しつつも何やら年寄り染みた呟きを漏らしソファに男のような荒々しい動作で腰掛け、後に自分の勘違いと気付けば残念そうにし)

そうか、てっきり兄妹と思って…スミマセン。…まあ子供は菓子とか好きですからね、スレてねえならあたしも愛らしいと思います。

〈談話室〉
ちなちゃん

わぁー！
ひどいよぉ～…嘘じゃないんだよぉ～？

小鳥遊ひより、高等部三年生で17才！

もう、弁護人呼んでぇ～←
(ぶんぶんと腕を振り、必死に抗議を続け泣きそうに目を涙ぐませて)

<談話室>

榊さん

…でもさ、周りがどうでも自分が自分らしく真っすぐ有ればそれでいいんじゃないかな？

(相手の言葉を聞き溜息に眉を下げると微笑み空回りのような自分なりの励ましの言葉を相手に向け、次の言葉に若干照れたように目線を下に外し頬を掻くと小さく微笑み)

いいよいいよ、…俺も子供かな、甘いもの好きだし…

ね？妹じゃないけど、妹みたいな幼なじみはいるよ
我儘で捻くれ者だけど、やっぱり可愛いよね

〈談話室〉
みっちょん

ん、分かってくれたならお姉さん許してあげる！
チョコもくれたしね？

(ウンウンと頷き、満足そうに笑みを浮かべて手に腰を当て胸を張り)

あ！
君の名前わぁ？

【談話室】

小鳥遊先輩

高三の小鳥遊………、…あ、ああ…。

(一応は古典芸能の家柄の事は意識せずとも何となく把握している為漸く先輩だと理解して物凄い申し訳なさそうな顔をし、更には涙目にすらなられては虐めてしまった感が否めずやや慌て気味に懐からバリバリに割れた飴玉を取り差し出して←)

…ごめんなさい。いや、あんたチｂ……何となく年下に見えちまったから。…これあげるから弁護士とか止めましょうね。