私立織愛学園☆70

<寮/一階廊下>
木村先生

……ふっふん！
もう三年生だからね、子どもなんて言わせないくらい物知りじゃないとねぇ←
(何故だか褒められてしまえば、単純にも得意げに胸を張り鼻高々に威張ってみて)

え？
ゴーゴンのカレー…？
…………美味しいの？←
甘えん坊な弟さんの好きなもの？

(首をかしげ耳に手を当て、ゆっくりと爪先立ちしぷるぷると足を震わせながら聞き間違えと気付かぬまま質問を返し)

【談話室】

■玲奈

からかうって……何がそんなに可笑しいのかな、俺には分からんよ。

(耐えきれずに出た笑いを見て更にはからかったとまで言われれば唖然とするがペットボトルを頬に宛がって表情を引き締めさせるが変な語尾になり、問いかけには暫し考えた後に)

……………、
ペース乱されるって言うのかな、今まで女相手に取り乱した事無かったから。

<談話室>

千尋

久しぶりにこんなに笑ったよ←
(笑い疲れたのかため息をつくと相手の様子を伺うように顔を覗き、続いての言葉は悪い意味で捉えたのか申し訳なさそうにし)

…ごめんね、怒った？

【談話室】

■玲奈

俺は誰かにここまで笑われた事自体が初めてだよ。

(笑い過ぎて疲れすら来す相手の様子を見てきまづそうに眉を寄せた後にポツりと呟くも顔を覗かれては何ともないとアピールしたかったらしく清々しい満面の笑みを向け/←/るが、勘違いした様子に気付くとふと表情を真摯な物にさせ)

何で怒る事になるの？…これは良い変化なんだと思う、お陰で今は凄い幸せだから。

<寮一階廊下>

小鳥遊

そのぐらい体育も頑張らなきゃな←
(体育教師のぼやきを思い出したのかつっこみ相手の聞き間違えを聞けばフニっと頬をつまみ)

Do you understand japanese？←

<談話室>

千尋

やり過ぎたよ、ごめんね。
(深くため息をつくと相手に寄りかかり、話の内容が勘違いだと解ると安堵し眉を下げ何故か張り合って)

…それなら良かった。
でもたぶん私のが幸せだよ。

【談話室】

■玲奈

謝らなくて良いって、いつか五倍にして返すから。

(調子が戻って来たらしく水を開けて一口飲んだ後にそんな事を言うものの寄り掛かるのは拒まず自然に肩へと腕を回して一層引き寄せ、続く言葉を聞けばやはり嬉しさが込み上げ自ずと口許が綻び)

玲奈は気にしすぎなんだって、俺なんだからそう簡単に謝らないの。…どしたの？急にそんな事言っちゃって。

<寮/一階廊下>
木村先生

……！
いっ！一生懸命だよ！←
(心外だと言わんばかりに目を丸くし、足をぷるぷると震わせ爪先立ちのままドカーンと相手に体当たりをしようとするが、頬をつままれ咄嗟の英語に混乱したのかじたばたと腕を振り)

いっ！
いえぇーっす！←

<→談話室>

(知ってか知らずかドアを開け入ってくるとにこにこと楽しそうな笑顔を張りつけわざとらしく言葉を発しながらソファーに近付き)

さーて、僕がここに現われたのは偶然？それとも必然？

…人生の中に偶然なんてものはあるのかなぁ？
君たちが恋人同士なのも僕との出会いも偶然と言うなら、そんなのゴミみたいなものだよね

世の中は全て必然でできているんじゃないかなって僕は思うよ♪

【きもい邪魔者あげ(笑)】

<談話室>

千尋

五倍って……、嫌だな←
(数字を繰り返すと思わず本音が漏れ困ったように眉を下げ、急にと問われれば小さく首を横に振り視線は前へ向けたまま)

…急にじゃないよ、前から思ってたもん。
千尋居てくれるから最近幸せ。