私立織愛学園☆70

【玲奈部屋】

≫玲奈

………、…無理に褒めなくて良いよ、どうせ肺活量あるだけで運動嫌いだし。

(あたかも一応褒めました的な態度にあからさまに肩を落とせば勝手に布団の上に腰掛け開き直り、否定されては勘違いかと眉を寄せつつ部屋の匂いを嗅ぎはじめ←)

気の所為かな、家の人誰も吸ってないからこう言うの気付くんだけど…まあ良いや。

<自室>

千尋

ごめん、いまいちﾋﾟﾝとこなくって…。
(素直に謝ると申し訳なさそうに眉を下げ、匂いに関しては内心焦るも表情には出さず窓を少し開け隣に座り)

…なんだろうね、
この前魚焦がしちゃったからそれかな？←

【玲奈部屋】

≫玲奈

良いよ良いよ、例が悪かったな。んじゃあ女になりきるのに関しては誰にも負けないって事で。

(余り気にした様子もなく首を左右に振ると自慢にならない自慢を伝えて自己解決し、相手の言葉を鵜呑みすればそれ以上疑う事はなく)

魚…なら俺の勘違いかな、まあ今のは気にしないで。

<自室>

千尋

…それは知ってる。
私も負けたし←
(可笑しそうに笑うと匂いに対して追及されず安堵のし、小さく欠伸をすると気がついたように立ち上がり)

あ、なにか飲む？
って言っても珈琲、水、お茶しかないけど…。

【玲奈部屋】

≫玲奈

…流石に玲奈には勝てないって。そこら辺の女に負ける気はしないけど←

(以前の話しが掘り返されると眉を下げがちに否定するがクラスの女子を思い出し何故か真面目に答え、立ち上がる様子を目で追うと浅く頷いて)

ん、貰う。じゃあ珈琲が良いな。

<自室>

千尋

…ありがと。

じゃあちょっと待っててね。
(小さく微笑むとｷｯﾁﾝへ行き暫くするとついでにTｼｬﾂにｽｳｪｯﾄという部屋着に着替え、珈琲を2つ持って戻り隣に座って1つを相手に差し出し)

…お待たせ、はい。

【玲奈部屋】

≫玲奈

…………、…。
うん、玲奈は凄い綺麗だから自信持って。

(相手の顔を一瞥した後納得するように相槌を打った後に呟くように言葉を返し、服が変わっている事に一瞬驚くも突っ込みは入れず差し出されたものを手に取り)

…ありがと、んで頂きます。

<自室>

千尋

…大袈裟だよ。
(照れたように視線から逃げるように顔を反らすと眉を下げ、珈琲に口をつけると再び欠伸をし膝を抱え)

…どうぞ。

【玲奈部屋】

≫玲奈

そんな事ないよ、俺が惚れた女なんだから。

(背けられる視線を目で追うもこちらを向かせる事はせずにいて、自分も珈琲を一口喉へと流し込むなり先ほどから欠伸ばかりの様子を見て気になったのか問い掛けて)

眠いんだろ。…もう寝る？眠るまでは居るから。

<自室>

千尋

…恥ずかしいからもうこの話おしまいね←
(相手を見ると困ったように眉を下げ眠いのかと聞かれると小さく頷き)

眠いんだけど…、せっかく会えたのに寝ちゃったらもったいないって思って。