私立織愛学園☆63

<屋上>

玲奈ちゃん

………言わないで。

（見られたくないとまだ顔を隠せば相手の言葉を聞き暫く考えると呟き）

でも…回りや玲奈ちゃんに迷惑かけてるのに、俺が好きにするっつったら…それこそ……っ。
なら、…なら俺一人なら安い事…じゃん

<自室>

………………………
嫌われたかな…
(弱々しい足取りで中に入りベッドに腰掛けふと畳の空間を見れば見慣れた人物が悠長に茶を啜り←)

………じぃや？

じぃや:おかえりですか？撫子お嬢様

……………どこに行ってたのよ!?
散々心配したんだからっ!!!

じぃや:それはそれは…お嬢様が食べたいと仰せになったイギリス産の生チョコレートケーキを買いに徹夜で並んでおりまして←

…もうっそれならそれで
書き置きぐらいして行きなさいよっ!!!!
…………でもよかった無事で

【グダグダオチｗ】

〈寮/四階廊下〉
竜

そっか
いってらっしゃい
(柔らかく微笑み、見送って三谷と話をして)

<自室>

将吾

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To:将吾
Sub:無題
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じぃやは無事に
帰ってきたよ

迷惑かけてごめんね

この間将吾が
言ったみたいに
おば様の前では
立派な許婚しとくね

明日謝りに行ってくる

おやすみなさい

撫子

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(一通りじぃやにお説教をしたあとメール打てば送信し"迷惑ばっかりかけて嫌われちゃう…"と呟き布団に入り)

【多分本落ちｗ←】

<寮屋上>

風夏くん

…私は気にしないでいいから。
(相手の言葉を聞くとそのままの状態で視線を空に移し厳しいことを言い)

あのさ……、嫌われるの覚悟で言うけど…。
下ばっか向いてないで一応自分の親なんだからなにがなんでも説得して、自分も周りも幸せになってやる、みたいな気合はない訳？←

……………事情も知らないのにごめんなさい。

<屋上>

撫子

（振動する携帯に気付けば取り出して内容を見て確認すると素早く返し）

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From 将吾
title ……
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…………………撫子
今までありがとう。もう許婚ぶらなくて良い

俺さ…明日きっぱり縁きってくるわ
ただの自分に戻る
いつまでもウダウダしてちゃ駄目だったんだよな
ホントにありがとう。これからは幼なじみになる…と思う。
隣にいてくれてサンキュな撫子。
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（内容を打てば少し目を閉じ考え一息付くと送信して）

【結末変わりましたぞ（笑）ﾉｼ】

<屋上>

玲奈ちゃん

………ありがとう。

（一言返せば体を離して一息吸い込みグーパンで自分の顔を思い切り殴れば誇らしげに笑って）

ありがとう玲奈ちゃん
俺、電話して……絶対に話つける
そして、こんなものないけど、地位と名誉も何もかも捨ててくる。
……でも戻ってきたらちゃんと俺だって言ってくれるかな?

<自室>

将吾

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To:将吾
Sub:無題
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やっと腰あげる気に
なったのね？

け(こ)れからは
ちゃーんと自分の
幸せ考えて
幸せになつ(っ)てね？

将吾にたくさんの
幸せがある事
祈っと(て)ます

頑張れ☆

藤波撫子
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(涙で文面がおかしくなるも精一杯の言葉を打ち返せば"おしまいかな"と窓から月を見て)

【３時までいとくわ←】

〈→寮/屋上〉

(ゆっくり扉を開けて外の様子を伺うも、タイミング的に良くなさそうな雰囲気を感じとり苦笑を浮かべて一度閉めて)

ふぅー…
こんばんは？
(おはようかな？などと笑みを浮かべ再び扉を開けて屋上にやってきて)

<寮屋上>

風夏くん

………!!……ちょっと!?
なにも殴らなくても……。
(目を閉じると痛そう…とうっすら目を開け続いての言葉には眉を下げ微笑み)

…もちろん。
風夏くんは風夏くんでしょ。