私立織愛学園＊57

寮廊下
大蔵

………あれ？あいつどこまでいったんだ？
(てっきり中庭に来ると思っていたため窓を開けて見ていたが相手が来ないため首を傾げ)

[寮周辺]
*木下先輩

うーわー…どこだここ？
人通んないし…
(少し歩いてみたものの
結局自分がどこにいるのかすら
分からなくなり)

寮廊下
大蔵

……もしかしてあいつ迷った？
("……ったく"と呆れた顔で窓を閉め探しにいき)

[寮周辺]
*木下先輩

寒い…
もうスケボーどころじゃないよー…
門限までに帰れるかな？
(と携帯で時間を確認し、携帯を閉じると
とぼとぼと歩きだし)

寮周辺
大蔵

おーい大蔵ー！いたら返事しろー！
(上着を羽織り辺りをキョロキョロ)

[寮周辺]
*木下先輩

不安のあまり、空耳まで
聞こえるよー…
もう帰りたいよー…
(とぼとぼ歩きながら
既に半泣き状態)

寮周辺
大蔵

……ったくあいつまじどこまで行ったんだよー
(頭をかきながら辺りを見て先ほどより大きな声"大蔵ー"といい)

[寮周辺]
*木下先輩

この声、木下先輩っぽいな
せーんぱーい！
うぅっ…せーんぱーいっ！
(自分の名前を呼ぶ声がしたため
一度立ち止まり、大きく息を吸い
お腹の底から声を出すように返事をする)

寮周辺
大蔵

……ん？あっちか…
(声が聞こえた方へ少し駆け足でより相手を見つけ)

いたー…お前なにやってんだよ
(近づいて行きながら呆れた様子でいうも優しく微笑み)

[寮周辺]
*木下先輩

外に出たのは良かったんですけど
この辺、まだよく知らなくて
とりあえずどこか公園に
行こうと思って歩いてたら
道が分かんなくなっちゃったんです…
(先輩が来てくれて助かりました、と
心の底から安心したように言い)