人間と妖怪が暮らす町、朝川町（オリジナル）９

〈公園〉

光

しゃーねーだろ。慣れるし
（苦笑したように言うものの相手の笑みに吊られて口の端を軽くあげて笑い）

なっ……からかってんのかよ
（癪にさわったのかムッとした表情をして見て）

[公園]
翔太くん

いや、慣れるっていうても
普通そう簡単に名前覚えたりでけへんって！
(相手が笑みを浮かべるのを見れば少し嬉しそうにすれば、"責任感があるんやな"と続け)

まさか！
うちは素直な感想を言うたまでやで？
(どーどー！と相手を落ち着かせれば、にひっと笑ってみせて)

〈公園〉

光

2、3ヶ月くらいで慣れた
一応話し聞いてるし…顔と名前一致すんのも……
（指を折りながら数えていくも"強制だけどな"と付け加え）

なぁんか…ガキ扱いされてる
（ひくっと頬をひきつらせるも騒ぎを起こすわけにもいかなくため息をつき）

[公園]
翔太くん

ええええっ!!
ごっついなぁー…
(相手の言葉に尊敬したようにうんうんと頷けば、"うちでも１年はかかるでー"と眉を下げて苦笑し)

してへんしてへん！
うちの生徒やからついついな…？
(慌てて否定の意味を込めて手を振れば、ため息をつく相手の頭をつい癖で撫でてしまい)

〈公園〉

光

そうか？…教師とか話しに行くし…だからかもな
（竹刀を持ちしまえば肩に掛けて頭の後ろで腕を組めば軽く笑い）

なんか………なぁ
（頭を撫でられれば目を細めながらさりげなく離れ"身長縮む"といい←）

[公園]
翔太くん

あー…なるほどなぁ
翔太くん頭ええみたいやし
(自分も先程買ったココアを一口飲めば、"羨ましいわ"と相手を見てにっと笑い)

なーに言うとんねん！
今から成長期のくせに
(さりげなく離れていく相手に、にやりと口端を上げれば今度は両手でわしわしと頭を撫でまわし)

〈公園〉

光

んなによくねーよ
（苦笑したように言えば慣れてきたのかふっと笑いかけ）

わっ………
（驚いたように目を見開くも垂れてきた前髪をはらい）

[公園]
翔太くん

せやけど、毎回成績上位なんやろ？
それって凄いことなんやで
(相手と視線を合わせるため少し屈み込むようにして相手の目を見つめれば、初めて笑った顔を見たのか驚いたように目を丸くして)

…そんなふうに笑えるんや。

ははっ、ごめんごめん
嫌やった？
(相手の頭から手を離せば苦笑を浮かべてそう尋ね)

〈公園〉

光

なんか嫌じゃね？自分に上がいっぱいいんの
（自分の観点で話し出せば"笑えるっつーの"と意地悪そうな笑みを口元に浮かべ）

別に………いいけど
（ポケットからヘアバンドを取り出せば前髪もあげるようにし）

[公園]
翔太くん

なるほど
翔太くんの場合、常に下剋上心があるんやな
(意地悪そうな相手の笑みを見れば、ぽんっと頭を軽く小突いて"調子にのらない"と楽しそうに笑い)

へへっ、ホンマか！
おおきにな
(嬉しそうに笑みを浮かべれば、またくしゃりと髪を撫でてやり)