人間と妖怪が暮らす町、朝川町（オリジナル）９

[翔太くん宅]
誠

……おん。
(思わず立ち上がり癖で相手の頭をくしゃりと撫でてしまえば、すぐにはっと気付いて手を離し"ごめん"と呟き苦笑して)

…………
なーんか、誤魔化してへん？
(相手の反応に眉を潜めまたも首を傾げれば"ホンマにー？"と問い詰めて)

〈自宅〉

光

あ………ううん。謝んないで
（目を伏せるも口元に笑みを浮かべれば顔をあげて笑い）

ほんとほんと
（苦笑しながら言えば立ち上がり"体なまるから散歩する？"と尋ね）

[翔太くん宅]
誠

…あはは、つい癖でやってもたわ
(気にするなと言って笑う相手を見ればこちらも釣られて笑みを浮かべて"おおきに"と礼を言い)

ほな、ええんやけど…
(まだ納得してないような表情を浮かべるも、次の言葉には"お、確かにそうやね"と答え"翔汰くんは置いて行ってええの？"と続け)

〈自宅→〉

光

癖ね。よう生徒のこと考えてるんだね
（ニッコリ笑顔で言えばコップなどを片付け始め）

あ…大丈夫。あいつも出掛けてるよ
（言いながら翔汰の部屋に行きノックするも返事がないことを理由にいい）

[翔太くん宅→]
誠

あはは、んなことあらへんよ
(相手の言葉に手を横に振りながら否定すれば、少し照れたように笑って、自分も立ち上がればクッキーの入った皿を持ってキッチンまで持って行き)

あれ、そうなん？
挨拶でけへんかったなー
("残念やわ"と呟けば相手の行動を視線で追い)

〈自宅→〉

光

俺はそう感じるよ。いい癖だしね
（ニッコリ笑いながら言いクッキーの皿を見れば"あぁ。持って帰っていいよ"と後ろを見て缶を指差し）

仕方ないよ。家にいても意味ないしね
（苦笑しながら言えばカレンダーを指差せば同意を求めるようにし）

[翔太くん宅→]
誠

そんなに褒められたら照れるやん
(相手の言葉を聞き照れ臭そうに頬をかけば、次の言葉には少し驚いた様な顔をして"…おおきにな"と嬉しそうに呟いて)

あー…バレンタイン、ね
("なるほど"と首を縦に振り頷けば、クッキーを箱に詰めて)

〈自宅→自宅前〉

光

いーんじゃねぇの
（ニィと意地悪そうな表情をすれば先に玄関に行きドアを開けて待ち）

ね？わかるでしょ
（苦笑しながら言えばチョコを持ってまた戻り）

[→翔太くん宅前]
誠

……アホ。
(少し照れ臭かったのか相手の肩を軽く叩けば小さくそう呟き、自分も急いで靴を履き玄関へと急いで)

あはは、誠もチョコ漏らったんや？
(相手が持っているチョコをじっと見ればにやりと笑みを浮かべそう尋ね)

〈玄関〉

光

うわっ、酷い言いがかり←
（ニッコリ笑いながらも慌てているのがわかれば"ゆっくりでいいよ"と優しく声をかけ）

ん？…まぁ……お礼？
（苦笑しながら言えばチョコを見せるも"毎年余るんだよね"とため息をつき）