人間と妖怪が暮らす町、朝川町（オリジナル）９

[翔太くん宅]
誠

だって誠、人間やろ？
まさかバレると思わんかったわー
(こちらもくすりと笑みを零せば、次の相手の言葉には少し照れた様な仕草をとり"なんや照れるわ"と笑って)

〈自宅〉

光

だって…妖怪と暮らしてんだよ
（ふっと笑いながら言えば翔汰の部屋を指差し"照れる？"と尋ね）

[翔太くん宅]
誠

あーなるほどね。
…ちゅーか、誠って翔汰くんの保護者…やんな？
(納得したのか何度か頷けば、次に先程から気になっていたことを尋ね)

や、光とかあんまり呼ばれたことあらへんからつい…
(苦笑を浮かべて頬を指でかけば、"学校ではだいたい「先生」やしな"と付け加えて)

〈自宅〉

光

保護者……みたいなもんかなぁ
（しばらく考えるも翔汰の部屋を見れば軽く頷き）

あ…そっか。先生だもんね
（納得したように言えばﾆｯｺﾘ笑い頬杖をつき）

[翔太くん宅]
誠

やっぱりかー
…翔汰くん、誠のことめっちゃ好きみたいやで
("良かったやん"と付け足せばくすりと笑みを浮かべて、自分も向かいにあるソファーへと腰をおろして)

せやねん
だから"光"って何やこそばゆいわー
(こちらもにんまりと笑みを返せば、物珍しそうに家の中をキョロキョロと拝見して)

〈自宅〉

光

でも、一応翔汰が年上だけどね
（苦笑しながら言えば次の言葉を聞きﾆｯｺﾘ笑いながら"ありがと"といい）

違う呼び方にする？
（口元に笑みを浮かべたまま言うも"そんなに珍しい？"と苦笑しながら尋ね）

[翔太くん宅]
誠

翔汰くんと誠、ごっつい仲ええんやな。
(先程の翔汰の会話を聞いていて思ったのかにんまりと笑みを浮かべてそう言えば、次の相手の言葉にはきょとんと目を丸くさせて)

いや、別にどんな呼び方でもええよ。
誠くんのお好きなように。
(くすりと笑えば紅茶を一口飲み、ふぅ…と一息ついて)

〈自宅〉

光

え？翔汰なんか言ってた？
（あからさまに嫌そうな表情をすれば眉間に皺を寄せて訪ね）

じゃあ、光だな
（ニッと意地悪そうな笑みを浮かべながらいい）

[翔太くん宅]
誠

ちゃうちゃう
翔汰くんと誠の会話聞いとったら、なんかそう思ったんよ
(あからさまに眉間にしわを寄せる相手に苦笑を浮かべればそう答え、くすりと笑みを零し)

…おん。
(相手の笑みを見て少し顔を逸らせば、ほんのり頬を赤らめて)

〈自宅〉

光

そうかな？でも…ありがとね
（ニッコリ笑いかければ立ち上がって紅茶を入れ）

ん？……どうかした？
（振り向き不思議そうに尋ねれば"クッキーいる？"と続け）