戦国BASARA　第三章

<奥州>

豊臣か………
伊達の兵の中にも
紛れているかもしれねぇな…
(廊下を歩きながら照り付ける太陽を眩しそうに眺めて)

【あげ】

【奥州/自室】

ah…良いぜ、その辺りをもっと強く押せ。

(柄の悪い家臣の一人を呼び出して寝転がりながら男に腰や背中などを指圧して貰い、口煩くどうしろと告げつつもちゃっかり書類には目を通していて)

【あげ】

<奥州/自室縁側>

………………………
(目を閉じ滴り落ちる汗をも無視し座禅を組みジッと精神を統一して)

【あげぃ】

<奥州/農村>

農民:愛姫様…すまねぇです…
(焼き払われた家の木材を拾いながらそちらを見て)

いいんですよ？せっかく
小十郎様と共に作った
畑じゃないですか
ここだけ燃えなくて
よかったですね
(畑仕事を手伝いながら相手を見て微笑み)

【→奥州/農村】

愛姫

…………、(柄の悪い家臣を数人連れて馬を走らせて農村に訪れると焼け野原となった村の光景に眉を寄せながら相手と農民の元へ近寄り、馬から降りれば木材を拾いあげ自らも手伝い始め)

…さて、何すりゃ良いんだ？

【絡ませ】

<奥州/農村>

政宗様

…政宗様？

農民:ま.政宗様!!
貴方様の手を煩わせる事でも
ありませぬ…!!
(農作業を終えふと顔を上げれば主人が直々に片付けをするのをみれば声をあげその声に農民が慌てふためき←)

【奥州/農村】

愛姫

おめえらも馬繋いだら手伝ってやれ。

……humn？何言ってんだ、大事な民が困ってるっつうのに放っておけるかよ。
(配下に命令すれば"了解っす"と何人もの部下は片付けに掛かり、農民から声が掛かるが口角を上げつつ木材を運ぶ中愛姫の姿を見付ければ勝手に村へ出た指摘をし)

…城を出るなら一声掛けねえか。

<奥州/農村>

政宗様

農民:ま.政宗様も…愛姫様も
本当に本当にすまねぇです…

お鈴…見ろ……ｵﾗ達は良いお殿様を持てて幸せだな

(政宗や愛姫.家臣達の手伝いに感動し目を潤ませるもすぐに拭い焼き打ちで亡くなった妻の簡素な作りの墓に向かい嬉しさを報告し)

申し訳ありませぬ…
どうしても心配で……
(指摘されれば眉を下げ謝り村を見詰めれば向こう側から農民の娘が駆け寄り愛姫に抱き着き)

【奥州/農村】

愛姫

謝る必要はねえよ、………もう少し待っててくれ、俺が日ノ本を良い国にする。
(墓であろう物を見ると激しく胸が痛み村の様子を一瞥してそう声を掛けながもせっせと片付けを済ませて行けば大の男が数人だった為か案外早く片付き、ごみを片手に愛姫の元に向かい)

それは俺も同じだ。…まあこれからは誰か共に連れて行けよ、心配だからな。

(愛姫に飛び付く子供の存在に目を見張るが、子供の頭を軽く撫でつつさらっと事実を告げ)

<奥州/農村>

政宗様

農民:有り難きお言葉です
家も妻も失って希望も
見出だせなかったのですが
政宗様達を信じているからこそ
今のオラ達があるんです
(片付けが早く終われば丁重にお礼を言い村人達に笑顔が溢れて)

承知致しました
(相手の言葉に頷けば村を見渡し)小十郎様が先の川中島で
豊臣の軍勢と遭遇して以来
周辺国が奥州を脅かしているのですね…