戦国BASARA　第三章

<農村>

市様

………っ間違ってる!!!
(薙刀で受けて相手を見つめ)

<農村>
姉様

はっ…市は何を…
姉様ごめんなさい…ごめんなさい…
(愛姫に向かい薙刀で斬りかかる

〈農村〉
愛姫

無駄だと言うのに…馬鹿な子ね。
(僅かに眉を下げて呟くと眼前の薙刀見据え、背後の鉄砲隊に相手への攻撃を指示し)

<農村>
愛姫ちゃん

市は…間違ってないわ…
邪魔をする貴女が悪いの…だから…消えて…消えて
(薙刀を振り回し/消えてと何度も繰り返す

〈農村〉
市

…平気よ、こんな血まみれの処に居たら可笑しくなるわ。
(僅かな痛みに眉を寄せつつ首を振れば愛姫を相手に任せて応急処置に入り)

<農村>

濃姫様

貴女だって本当は
こんな事したくないのではないですか…？
ただ…愛する人の側に寄り添っていたいんじゃ…
(背後をチラッと見るも相手を見たまま呟き)

<農村>
姉様
…はい…ごめんなさい…
市､頑張るから…
(愛姫に向き直り薙刀を構える

<農村>

市様

……!!!
(相手の薙刀の動きを見て素手で柄を掴み自らの首筋に刃先を当て)

貴女が愛する人は
こんな貴女を望んでない

<農村>
愛姫ちゃん

邪魔…しないで…
貴女に市の何がわかるの…？
死んで…

長政様だって
市が勝てば喜んでくれる…
(相手の薙刀を交わし下から斬りつける

〈農村〉
愛姫

……。
(暫く考えると攻撃準備に入る鉄砲隊を止めて僅かに俯き)

…確かに側に居たい、戦場でもずっと。
でもこれが私のさだめ、後悔はしてないわ。

市

もう良いわ、その子を殺したら
上様の命令がないままに伊達軍と戦になる。
(相手に制止を掛ければ反応を伺い)