私立織愛学園☆53

〈談話室〉
瀬戸

……。
(黙り込んだ相手をチラッと見たあと、窓の外に顔を出し煙草に火を点けて)

なんやため息なんて
受験疲れなら早よ休みや？
(自分のせいとはまったく考えていない様子でにこやかな笑みとは反対に冷たい声色で)

<談話室>

玲奈ちゃん

つまりー、それはー…、大事なのは前後の関係ではなくて、自分の気持ちということなのだよー

(言葉を返されると立って横向きの状態のまま視線だけ足元から相手に向けると困ったように口を尖らせ少しづつ言葉を続け)

【→寮/屋上】
天草

…………ッッくしゅッ！…
(冷えピタを額に貼り付けた状態で屋上へ行くと相手の後ろ姿をぼうっと見て寒さと風邪のせいで小さなくしゃみをし)

【まだいるなら】

<談話室>

親元先生

……思ってないこと言わないくていいですよ。
(視線は外したまま無表情で小さく呟き)

受験勉強は特に問題ありませんので。
(相手に視線を移すとﾆｯｺﾘ微笑み)

<談話室>

親元先生

あー、面倒臭そうに返されたー
(無表情で相手の態度に言葉を返すと"飛び立つことに興味はないですしー"と少し拗ねたように口を尖らせながら続け)

わからないから追求するんでー…ヤンキーじゃないー？
そんな胡散臭い笑顔、初めて見ましたよー

<談話室>

渚さん

…前後の関係……ね。
(視線を再び床に落とすと眉を下げ相手の言葉を待ち)

〈談話室〉
瀬戸

思ってないやなんて
ちゃんと思たから言うたんや
(アハハっと笑顔を向けたあと、煙草をふかして)

あー…
優等生さんやったもんな

[屋上]

……!!
(いきなり背後から聞こえたくしゃみに驚き肩が跳ねるも、それが人だとわかるとにんまりと満面の笑みをつくり)

やーやー!!
こんな時間にこんな所へ何のご用で、って…
アンタなにやってんの?!
(一人で寂しかったのか人が来てくれたことにテンションが上がり、駆け足で相手の元へと近寄るも、冷えピタを貼りどこかダルそうな相手を見て思わずツッコミをいれて)

【バベルくん絡みありがとね】

<談話室>

親元先生

聞こえました？
(相手を見ると眉を下げあと…と続け)

…優等生ってやつやめてください。

〈談話室〉
渚

飛び立つんに興味はないんか
どないよそれ……
(煙草をふかして目を細めて笑い、ようわからへん奴と肩を竦め)

悪いけど
胡散臭い顔しかでけへんわ
(頬杖をつき、悪びれる様子もなく返し)