私立織愛学園☆49

《中庭》

香苗

さ、さすがに中学生や小学生に手を出したらまずいっちー(可愛いの意味を勘違いしている)
クククク、クッキー！女子からクッキー！…食べていいの？(嬉しさのあまり恐る恐る訪ねる)

【家庭科室】
篠崎

ああ。

―――ふがァァァァァァッッッ！！！！！！
(そういうモンだと頷いてグラニュー糖を何回かにわけて入れ、凄い叫び声を出しながらシャカシャカと泡立つまで必死こいて混ぜ)

はぁ…はぁ…甘いもん好きは負けないけどね。
(忍なんちゃら先輩よりと混ぜ終わったあとぐったりと力ない声で机に突っ伏し)

〈試合会場〉

莉多

ったく……ハーフタイムだ
（相手の側に行き見上げながら”待ってろ”と叫び走って消え）

〈中庭〉

霧雨先輩

手を出す？
（相手の反応を見てから不思議そうに呟き眉を下げ首を若干傾けて尋ね）

いいですよ
味は保証出来ませんけど…
（クッキーを差し出しながらニッコリと笑いながら言い自分も手を伸ばして一つ食べ）

<家庭科室>

真

…ふはっ、やるう真くん
(相手の様子を楽しげに見ると自分の混ぜていたものを相手のボウルに入れ"頑張れ頑張れ"と横から応援の声を出し)

…俺も負ける自身ありませんよ
(にっと笑いながら目を細めて相手を見ると"お疲れ"と頭に手を置き混ぜおわったものを方に流して少しデコレーションをしてオーブンの中にいれ)

《中庭》

い、いや気にしないでな(あわてて笑いながら、それよりクッキーだ！と手を伸ばしクッキーを口に入れる)……んまいっ♪(満面の笑みになる)

〈会場▼総〉

え？どこいく…
(といいだんだん小さくなり)

〈中庭〉

霧雨先輩

わかりました
（相手の様子を見れば可笑しそうに笑い”慌ててすぎですよ”と心配そうな表情をして見つめ）

ほんとですか？
よかった…
（不味いと言われなかったことに安心してため息をつき”まだありますよ”と言いながら勧め）

〈試合会場〉

莉多

待ってろ…っつったろ
（相手の後ろから声をかけまわりの観客に軽く会釈してユニフォームを着たまま相手の隣に座り）

【家庭科室】
篠崎

何が「やるう」だコノヤロー。
手伝おうか？とかないわけ？
(椅子を引きずりだして座り机に肘ついてオーブンに入る生地を見ながら空気抜いたか、空気ィ～～と声かけ)

…蜜……っつんだっけ、名前。
(ポツリと相手の名前を不意に出して)