ＢＬアパート◇113

〈リビング〉
七海さん

……ぴよぴよ…
(ぼへぇーっと相手を眺めて、やっと声を発したと思えばこんな言葉で)

……ぴよこちゃんですか？
(相手の頭から連想された動物にへにゃっと笑みを浮かべ、笑う相手に首をかしげ尋ね手を伸ばし頭を触ろうとして)←

[リビング]
胡桃沢

ぴよぴよって…！
本当なんですかいそれ？
（相手の事も気にせずゲラゲラと笑い腹を抱えもう止めてくだせぇと相手を見て）

ぴよこちゃんじゃないですぜ、まあ髪の毛が似て無くも無いかもしれやせんが。
（やっと笑いが止まったのか目を軽くこすって涙を拭い素直に頭を撫でられれば違いますぜーと優しい笑みを向け）

〈リビング〉
七海さん

ぴよこが鳴いてたから←
(夢でと相手の頭を撫で繰り回しながら、今まで笑っていた相手を見つめながら言って)

ちぇ…
あ…、お名前は？
俺胡桃沢美佳です。
(ぴよこじゃないと言われて少々残念がり、思い出したように尋ね)

[リビング]
胡桃沢

はー、夢でぴよこにあったんですかい。
（感心するように一回頷くと俺も会ってみたいですぜぴよこと真面目な顔をして答えて）

胡桃沢美佳さんですかい、俺は七海優太ですぜ。ぴよこじゃなくて残念でしたねぇ。
（珍しい名前にへぇと驚きの声をあげて同じように名のると悪戯っぽく笑って見せて）

〈リビング〉
七海さん

うん
ぴよこ饅頭が食べて食べてって……んふふ…←
(大量饅頭と目を細めて笑みを浮かべて頷き)

はい、けっして
女の子じゃないっすから！そこ、覚えて置くように
(ぷーっと口を尖らせ連日女の子に間違われ続けていたため念を押し)

七海さん…
七海ん……七ちゃん←
(にぱっと首をかしげ、あだ名を勝手に決めて)

[玄関]

だーかーら、その話は来月になっただろーが！そんぐらい覚えやがっ…あ。
(片手に携帯をもう片方は荷物を持ち、なんとかしてドアノブを捻り、わずかに出来た隙間に肩と足を入ようとしたが、閉まってしまい)

おいコラふざけんな!テメェのせーでドア閉まったじゃねーか!!
はぁ!?ちげーよ、こっちは｢ドアを開けてただいま系｣なんだよ!!
(ドア越しから聞こえるほど、怒鳴り声を発する)

【微笑ましい中にやかましいｵｯｻﾝが入ります← すみません。】

[リビング]
胡桃沢

はい、夢はストップして現実に帰りましょう。
（わかりましたぜと軽く相手の頭をチョップして目覚めました？と軽く吹き出しながら言い）
ん、ああはい。覚えておきやすぜ、だけどなかなか可愛いですぜ胡桃沢さんは。
（女の子っぽいからとかじゃないですぜと軽く慌てながら言い訳めいた事を呟いて）

七ちゃんて、俺もこの名前だったら女の子に間違われますねぇ。（ぷっと吹き出して言いあだなありがとうございますと軽くお辞儀して←）

〈リビング〉
カー君

……！…
(怒鳴り声にびくっと肩を揺らし目を丸くして扉の方を見つめ首をかしげ)

カー君、お怒り…？

【ウェルカムおっさんヾ(=^▽^=)ﾉ】

七ちゃん

可愛いなんて
男は嬉しくないんだぞー？
(目が覚めたとチョップされたとこを押さえ頷くも、口を尖らせぷぃっちょと顔を逸らし)

えー？
呼びやすくてよくない？
(女の子かなと首をかしげ、にぱにぱと屈託のない笑みを浮かべ)

[リビング]
香川

うるさいチンピラでも帰って来たんですかねぇ。←
（怒鳴り声を聞けばそちらの方を向きぼそりと暴言を吐くも気になったのかリビングの扉を開けて外を確認し）

【大歓迎だぜっｗやかましくやろうぜ(^ω^)】

[リビング]
胡桃沢

確かにそうですけど、可愛いくても俺はいいと思うんですよねぇ。
（首を軽く捻ってうーんと唸り機嫌直してくだせぇよと優しく頭を撫でてみて）

俺はいいと思いますぜ、七ちゃんですかい…なら胡桃沢さんはくーちゃんですぜ？
（うんと一回頷き急に閃いたのか得意げな表情をしながら相手のあだなを言い）