私立織愛学園☆45

〈寮/自室〉

……ん～…

(ごそごそと布団から顔を出して携帯を手に取り時刻を確認して)

まだ5時30分…
ふあぁ…、微妙な時間に目が覚めるんだから……。
(あくびをしベッドから起き上がれば携帯をいじり)

早いかしら…
(そう呟きながらも昨夜食べたいちごﾀﾙﾄの味を思い出してメールを送ってみて)

――――――――――
TO⇒忍

おはよ☆
いちごﾀﾙﾄ、わざわざ持って来てくれてありがとう(ﾊｧﾄ)
正面切って素直にお礼言えそうにないから
朝早くにメール送らしてもらいます(*/Δ＼*)

味はホントに美味しかった!!くせになりそう(^ω^)

頬っぺた重いは余計だけど…ね？あ、遅刻するなよ？
―――――FROM:会長――

………あ…
送るんじゃなかった…//;
(送信したあとこっ恥ずかしくなり携帯を投げて、洗面所へと移動し)

【朝あげ】

〈寮/自室〉

…………………………。
(低血圧で朝は弱いのか無言のままぼーっとした状態で制服に着替えるも途中光る携帯見ればもぞもぞと開いて)

…これ、送ったあと後悔してるだろうな…←
(ぽつりとそう呟いてはカチカチ返信して)

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To:かいちょー

おはよ。早朝からどーも。
また何か食べたいのあったら
言ってくれたら作るから。

もちろんお礼は会長のちゅーで(笑)

んじゃ、……たぶん遅刻はしないし
会長も体には気を付けて？

ばいばい☆

From:忍
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…んじゃ、行こうかな
(携帯閉じ無表情にそう呟いてはふらふらした足取りで寮から出て)

【あげ落ち】

<中庭>

父さん……
(木に手を触れて目を閉じて俯き)

【朝あげ】

〈→中庭〉
龍崎

(届いていたメールを読んだあと携帯を閉じ、ポケットに入れて寮を出て来て)

あ！竜ちゃん
おっはよー☆
(相手の雰囲気とは裏腹に笑顔を浮かべて駆け寄っていき肩をぽすっと叩いて)

【あげ】

<中庭>

雛

ん？ああ、雛か。おはよう。
(振り返り相手を見付けて挨拶して歩いて近寄り)

〈中庭〉
龍崎

どーかした？
(相手の浮かないような表情に首をかしげ、相手の前髪を指先ですくい上げて顔を覗き込み)

<中庭→>

雛

いや、父さんの事を思い出していてな。
(そう言うと相手の横を通り学園に向かい)

〈中庭→〉
龍崎

竜パパか…
(ふよっと眉尻を下げてぎゅっと拳を握りしめたあと相手を追いかけ、ガシッと軽くヘッドロックをかけて)

泣きたくなったら
いつだって胸貸すからね？
(言ったあと相手を解放してやり教室へと駆けていき)

お先ぃー

<中庭→>

雛

ぐおっ？！
(ヘッドロックされて驚き)
ありがとうな…雛。
(小さく呟いた後、軽く微笑み相手を見て)

こいつ！やってくれたな！(軽く微笑みながら相手を追いかけて)

〈→高等部３年教室〉
龍崎

ひゃー……っ←
(ケタケタと意地悪く笑いながら追いかけてくる相手から逃げ、教室に駆け込み)

ぷっ！ｸｽｸｽ…
久々にこんなに…っぷふ、走ったぁー……ｸｽｸｽ
(机に手をつきカバンを置くと、駆けっこなんて久しぶりだと眉尻を下げて楽しそうに笑って)