私立織愛学園☆45

<校門前>

ああ、母さんを頼むぞ。春、佳奈。悪いな、俺もケリが着いたら帰るからな。

春『兄ちゃん、無理しないでね！』

佳奈『兄様…』

安心しろ、お前達と母さんは俺が守る。俺が戻るまで母さんはお前達が守るんだ。
(しゃがみ込み二人の頭を撫でてやりながら軽く微笑み)

春『うん!!』

佳奈『分かった！』

よし。良い子だ。
(春と佳奈は手を振りながら去って行きこちらも手を振り見送り)

【あげ】

〈寮/自室〉
龍崎

……あ

春くんと佳奈ちゃん…
(窓から顔を出してぼーっと外を眺めていると見知った姿が見えて名を呼び手を振って)

<校門前→>

白雪

あいつらの為にも…
(何かを呟き寮に向かい歩いて)

ん？
(自室に居る白雪の存在に気付き歩きながら見て)

〈寮/自室〉
龍崎

なぁー……

行っちゃった。
(しゅんっと眉尻を下げてうなだれ、龍崎に気付くとひらひら手を振り電話をかけて)

――もしもーし
春くんと佳奈ちゃん来てたなら教えてよーバカー

<寮/玄関→>

白雪

ー通話ー

ああ、すまない。急に来たからな。それにもう休んで居ると思ったからな。
(電話の相手に苦笑しながら話し歩き)

〈寮/自室〉
龍崎

――通話中―

ちぇー…
残念だなぁ…。次は教えてよ？絶対ね？

あ、明日
数学のノート見せてくれない？保健室行っててとれてないの
(口を尖らせ拗ねたあと、お願いとねだるように言って笑い)

<寮/四階廊下>

白雪

ー通話ー

ああ、分かった。

ああ、構わないが体は大丈夫なのか？
(歩きながら離して自分の部屋に向かい)

〈寮/自室〉
龍崎

――通話中

ん…、薬飲んだから
ずいぶんマシかなぁー…
(照れくさそうに笑ったあと時計を見上げ)

ごめんね？
こんな時間に…そろそろ寝るね？おやすみ

(言って電話を切り)

【仕事落ち(´；ω；｀)ﾉｼ】

<寮/四階廊下>

白雪

ー通話ー

ああ、しっかり休め。
(通話が切れて携帯をしまい)

ーーーー

ふぅ…
(鍵を開けて自室に入って行き)

【頑張れよ♪ﾉｼ】

〈寮/自室〉

……ん～…

(ごそごそと布団から顔を出して携帯を手に取り時刻を確認して)

まだ5時30分…
ふあぁ…、微妙な時間に目が覚めるんだから……。
(あくびをしベッドから起き上がれば携帯をいじり)

早いかしら…
(そう呟きながらも昨夜食べたいちごﾀﾙﾄの味を思い出してメールを送ってみて)

――――――――――
TO⇒忍

おはよ☆
いちごﾀﾙﾄ、わざわざ持って来てくれてありがとう(ﾊｧﾄ)
正面切って素直にお礼言えそうにないから
朝早くにメール送らしてもらいます(*/Δ＼*)

味はホントに美味しかった!!くせになりそう(^ω^)

頬っぺた重いは余計だけど…ね？あ、遅刻するなよ？
―――――FROM:会長――

………あ…
送るんじゃなかった…//;
(送信したあとこっ恥ずかしくなり携帯を投げて、洗面所へと移動し)

【朝あげ】