私立織愛学園☆45

〈寮/自室→談話室〉

……………。
(焼いたクッキーをカゴに入れ誰も居ないこと確認すれば甘い香りを身に纏い談話室のテーブル、お菓子コーナーと化している部分にこそっと其のカゴを無言で置いて頷けばソファーに座り携帯開いて)

…着信履歴が何でこんな埋まってんだろ…

【あげ待機】

<寮/自室>

‥‥、結局日付変わったじゃない
[きっつ、と首をならすと欠伸をして]

もうひとつくらいなら
仕事‥、増やしてみよ
[指折りﾊﾞｲﾄの日を数えて求人広告を眺め]

【あげ】

〈談話室→白雪自室前〉

……眠い。
(携帯閉じ疲れた目を慈しむように目を押さえながら欠伸零しふらふらと談話室から去って)

あー…腐る前に置いとくか。
置きみやげ、的な？
(一旦部屋に戻り冷蔵庫から作っておいたいちごのタルト詰めた箱取り出せば賞味期限が気になるのか足早に白雪の自室に向かって、部屋の前置き手紙と共にその場に残して)

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会長へ

タルト作ったんで置いとくね？
誰かに盗られる前に食べとくように。

感想はまた今度聞かせて。
美味し過ぎてほっぺた落とさないでよ？
…まあ会長のほっぺたは
重いから落ちないよね(笑)←

とりあえず味は保障するから。

優しい忍ちゃんより
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流石にほっぺた重いはまずかったかな？
…………ま、いっか。←
(消すの面倒臭いし、と呟いては自室に帰って)

【眠いんで寝ます。待機終了(´；ω；｀)ﾉｼ】

〈寮/自室〉

……？
(物音に首をかしげ廊下へ出れば、久遠からの置き土産に気づき)

……頬っぺた重いって
どーゆーことよ…、バカ。
(手紙に眉を寄せるも有り難くいただくかと手に取り部屋に戻り)

【あげ】

<校門前>

ああ、母さんを頼むぞ。春、佳奈。悪いな、俺もケリが着いたら帰るからな。

春『兄ちゃん、無理しないでね！』

佳奈『兄様…』

安心しろ、お前達と母さんは俺が守る。俺が戻るまで母さんはお前達が守るんだ。
(しゃがみ込み二人の頭を撫でてやりながら軽く微笑み)

春『うん!!』

佳奈『分かった！』

よし。良い子だ。
(春と佳奈は手を振りながら去って行きこちらも手を振り見送り)

【あげ】

〈寮/自室〉
龍崎

……あ

春くんと佳奈ちゃん…
(窓から顔を出してぼーっと外を眺めていると見知った姿が見えて名を呼び手を振って)

<校門前→>

白雪

あいつらの為にも…
(何かを呟き寮に向かい歩いて)

ん？
(自室に居る白雪の存在に気付き歩きながら見て)

〈寮/自室〉
龍崎

なぁー……

行っちゃった。
(しゅんっと眉尻を下げてうなだれ、龍崎に気付くとひらひら手を振り電話をかけて)

――もしもーし
春くんと佳奈ちゃん来てたなら教えてよーバカー