私立織愛学園☆42

【寮/玄関前】
笹本

父「………………。こんのクソガキィィッッッッ！！！いい加減にしろよ！お父さんもう我慢の限界…あっ…息子がいつもお世話になっております」
(声をかけられ隣にいる息子かと思って胸ぐら掴んでガンガン唾飛ばしながらムクッと立ち上がるれば相手だと気付き素早くダンディ面で挨拶し始め)

手遅れだから。
唾べっちょりなんだけど。
(先生に合わす顔ないんだけどと目の前で繰り広げられたものを見ながら言い)

<→寮/玄関>
山下

えぇっと……
(唾跳ばしながら怒鳴る父親にイライラとしながらも挨拶されると引きつった笑顔を向け"あはは……こちらこそ"と笑いながらもさりげなく相手に視線を向けると"どうにかしろよ"と目で合図し)

【寮/玄関前】
笹本

父「おまんじゅう食べます？酒まんじゅうなんですけど二箱あるんで。どうぞ、どうぞ」
(相手に差し出した箱の中からまんじゅうを取り出し失礼にも目の前でクチャクチャと音を出しながら食べ、一個無くなった箱を差し出し)

………………。
(耳ほじった小指にフッと息を吹き掛けて相手の指示を無視して)

<→寮/玄関>
山下

えーと……マジで山下のお父さん？
(引きつった笑顔続行で饅頭の箱を受け取りながら"あんまり性格似てねぇって言うか…うん､アレな感じ…ですね"と取って付けたように無理矢理敬語を使いながら父親に話し､自分の指示を無視する相手に小さく舌打ちし)

【寮/玄関前→】

父「え、お父さんに決まってるでしょ。純然たるお父さんでしょ」
(似てないってよく言われます～と相手の肩を叩きながら続ければ残りのまんじゅうもクチャクチャと食べ)

………………こっちが迷惑なんだけど。
いい加減にしろハゲジジィィィ！！！
(落ちていたジャンプを拾い上げ父のラフ板にジャンプを叩き込むとジャンプはこういう時にも役に立つ代物なんですよと相手の手を引くと寮の中へ歩き出し)

<寮/玄関→>
山下

だろうな｡……と思います
(慣れない敬語を使いながら父親の言葉に頷いて話を聞いているとジャンプと山下の暴言が跳んできて唖然とし)

ちょ､親父さんいいのかよ？
("親は大事にしとかねぇと後悔すんぞー"と相手に手を引かれながら後ろを気にして歩き)

【→寮/一階階段】
笹本

いいんだよ、あーゆうのはホッタラケにするのが一番なんだから。
(後悔って他人の親に下手くそな敬語使う先生に云われたくないわと階段を上がる所で手を離し)

<寮/一階階段>
山下

慣れてねぇんだから仕方ねぇだろ
(痛いところをつかれると眉をひそめ"細けぇこと気にしてんなよ､ハゲるぞ"と唇を尖らせて相手の頭を指差して言い)

【寮/一階階段】
笹本

ちょ一番気にしてんだけど。
(ＤＮＡ怖いからホント止めてと相手の手を払いながら相手の頭を叩きハゲろ！といい放ち)

<寮/一階階段>
山下

やめろバカ
うちの家系ハゲてるヤツいねぇから
("残念だったな"と舌を出して意地悪く笑うと相手の頭を叩き返してフッと鼻で笑い)
今のうちから程よく刺激与えといた方がいいんじゃねーの？