私立織愛学園☆42

　
［談話室］
笹本先生

すげぇ早く決めてたんだなって思って
（眉を下げて目を閉じれば背もたれに寄りかかって小さく息を吐き）

　

<談話室>
→深町

そりゃー､タイミングは人それぞれだしなぁ？
(相手と同じように背もたれに寄りかかり頭の後ろで手を組むと"やりたいこと､ねぇの？"と相手を見下ろして問い掛け)

　
［談話室］
笹本先生

あー…楽器、やりたいけど
世の中そんな甘くないし←
（目を閉じたまま眉を寄せれば難しい顔をして珍しくまともなことを言い）

　

<談話室>
→深町

あー､諦めてんだ？
(真面目な顔で言う相手を横目で見て腕を組むとフンッと鼻で笑い)

　
［談話室］
笹本先生

…現実見てんの！
（諦めたとは言いたくないらしくムッとして訂正し）
　

【→寮/屋上】

………あぁ？星？
見えねぇじゃねーか。
(電話しながら入ってくるとつーか流れ星って流れんだろと続け携帯を切り)

とんだ誘い文句だわ。
……………。

<談話室>
→深町

現実､ねぇ……
｢自分じゃ無理｣って？
それが諦めてるって言ってんだ
(背もたれに頭を乗せて目を瞑ると小さく溜息混じりに言い)

<寮/屋上>
→山下さん

……あ､ココアのお兄さん
(水筒片手に屋上に出てくると見たことがある相手が目に留まり"こんばんは"と軽く会釈し)

　
［談話室］
笹本先生

………。
（言い返せなくなったらしくムッとしたまま膝の上に顎を乗せて黙り込み）

　

<談話室>
→深町

やりたいことやれるように努力すんの大事だって､さっき学んだんじゃねぇのかよ
(拗ねたような表情の相手の頭に優しく手を乗せると"ん？"と問い掛け)