私立織愛学園＊34

[→屋上]

笹本

よっと、ありゃ？
先客がいたね？
(バンッと勢い良く扉を開けると心のなかで"良いカモがつれた!"と笑い)
アンタ、食べ物持ってない？
(ニッコリ良い笑顔で首を傾げると同時に手を差しだし)

【ありがとう～っ(^ω^)】

<寮/屋上>
→黒松

食い物……
(相手の勢いに目を丸くしながらポケットから袋に入った手作りクッキーを取り出し)
これか飴しかねェ

【こちらこそ(^ω^)ﾉｼ】

[寮/屋上]

笹本

ラッキィ!
それくださいな？
(満面の笑みを浮かべながらフフフと笑うと包みを受け取り)

……あれ、これって手作りとか言う奴？
("彼女からのはやっちゃいけないでしょー"とニヤニヤしながら言うとさっそく飴を口に入れ)

<寮/屋上>
→黒松

……自分で作ったヤツ
(違う､と首を振ってクッキーを指差しながら"全部やる"と言って虫さされで少し赤くなった頬を掻き)

[寮/屋上]

笹本

嘘だぁ……。
(自分で作ったと聞くとポカーンとして飴を噛み砕くと"じゃあ貰うわね"とルンルンで包み紙を開け一口食べ)
…………貴方、ウチのお菓子毎日作ってください(あまりの美味しさに一時停止するもニンマリ笑顔が浮かんできてぺこりと頭を下げ)

……蚊に刺されたの？
(ソレ、と相手の掻いている場所を指差し)

<寮/屋上>
→黒松

……無理
(相手の言葉に唖然としたようにしばらく固まってから返事をし"そんな美味かった？"と問い掛け)

あぁ､刺されたっぽい
("痒くて仕方ねェ"と苦笑して頬を触り)

[寮/屋上]

うん!
もしかしてパティシエ志望とか？
(意気込んで"美味しかった！"と頷くと残りのクッキーをボリボリ食べ始め)

よっぽど蚊も腹が減ってたんよ。
許してやりぃや？
(今のウチのように、と相手を見ながら言うと口にクッキーのかすをつけながら言い)

<寮/屋上>
→黒松

パティシエ志望ならこんなとこで数学教師やってねェだろうよ
(相手の言葉にクスクス笑うと"でもそんな喜んでもらえんなら作りがいあるな"と嬉しそうに笑い)

お前……付いてる
(相手の顔を見ると口元に付いているクッキーのかすを見つけて自分の口元を指差して言い)

[寮/屋上]

笹本

いっそパティシエ目指しぃや!
え、自分教師なん？冗談やろ～
(見えへんわーとケラケラ笑いながら冗談混じりに言い)

ならウチに毎日甘いモノ供給してや～
("ありがとさん"と苦笑いしながら腕でゴシゴシとかすを取ると口を尖らせ)