私立織愛学園＊33

〈寮/玄関〉
登米

そう？
おばさんから見たら、みんな可愛く見えちゃうわよ
(人差し指をたて、自然なことよと眉尻を下げて笑い)

あ、笑ってくれた
(肩をすくめ自然な相手の笑みにポツリと呟き)

<寮/玄関>
葉山
…どうもしてないよ
(顔を背けたまま冷静な声で言い誤魔化し)

<寮/医務室>

秋山さん

峰藤先生の胸にやられましたね？
(ｸｽｸｽ笑い相手の様子を見て言い)

【いや、世話をかけてすまないと思ってな。】

〈寮/玄関〉
葉山

……？

葉山さん……？
(指折り数えだす相手を見て、パタパタ手を振り声をかけて)

バストサイズがどうかしたの？

［寮/玄関］
登米先輩

…ふぅん
（耳に髪をかけ体を横にずらせば相手の顔を覗き込むようにして）
　

<寮/玄関>
峰藤先生
お姉さん、でしょう？
(お世辞か本気か分からない言い方で作り笑顔を向け)

……
(相手の呟きが聞こえると突然黙り込み)←

［寮/玄関］
峰藤先生

…小さいから
（相手を見た後自分の胸元に視線を落として聞こえるか聞こえないかくらいの声でﾎﾟﾂﾘと呟き）

　

〈寮/玄関〉
登米

あら、ありがとう？
(お世話でも嬉しいのよと体を傾け相手の顔を見つめ微笑み)

……あ
私、失言だったかしら…？
(黙り込む相手に申し訳なさそうに言って目を伏せて)

[寮/医務室]

高野先生

よ､よく分かりましたね？
(照れ笑いをしながら空いている手で頭をかき)

【いやいや､あんま寝てなくて
目が追いつかんからありがたいよｗﾉｼ】

<寮/玄関>
葉山
……なに？
(覗き込まれ相手が視界に入るとそちらに目を向けて)