アタシんちの男子

<バルコニー>

(ポケットに手を突っ込み夜空を見上げるとため息をつき)
………………。
……やっぱり猛がいないとつまらないよ……。
(それだけ呟くと目を閉じ壁にもたれ)

【あげ】

<リビング>

腹減ったー！飯、飯♪
[テーブルに並んだ食器を見て席に着こうとするが椅子の前で立ち止まり]

そっか、猛いねぇんだ…
[食器の数に思い出したように呟くと頭をｸｼｬｸｼｬっと掻きリビングから出て]

<自宅>

(ｶｯﾌﾟﾒﾝをすすり)
………（軽くおやじを見て微笑みかけラーメンを食べ)

<自室>

(ベッドに伏せると枕に顎を乗せ考え事をし)

【あげ★】

<自室>

(ふと気がつくと泣いていてベッドから起き上がると頬に流れた涙を手で拭い)
……気分転換しよっと…。
(部屋から出るとバルコニーへ向かい)

【誰かいないかな？＞＜
待機あげ】

<リビング>

(みんなの手形が
ある、壁に目をやり)
家族…かぁ。
(そう呟くと
静かに自分の席に座って)

【誰かいるかな;あげときます】

<自室>

(ベッドの上で体育座りをし)
……あたしがこんなんじゃ、きっとみんなも暗いままだよね…。
…それじゃだめだっ！
元気出そう!!!
(笑顔をつくって扉を開けリビングへ向かい)

【誰かいないかなー？

あげ】

<バルコニー>

(頬杖をつき月を眺め大蔵家に来てからのことを次々と思い出し)
……母親十ヶ条、早く達成しないと!!

【あげ！
誰かいませんか～？´`】